太陽光パネルの寿命と処分

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太陽光パネルの寿命と処分について解説しています。

まず、ほとんどのソーラーパネルの寿命については25~30年となっている(参照:https://www.forbes.com/home-improvement/solar/how-long-do-solar-panels-last/)。

そして寿命を終えた使用済みまたは欠陥のあるソーラーパネルの約90%が埋立地に埋め立てられている。その主な理由は、リサイクルするよりも廃棄する方がはるかにコストがかからないため(参照:https://www.cnbc.com/2023/05/13/recycling-end-of-life-solar-panel-wind-turbine-is-big-waste-business.html)だが、一般的な太陽光発電パネルの80%はリサイクル可能な材料でできている。一方で分解しガラス、銀、シリコンを回収するのは非常に難しいと言われ、ソーラーパネルのリサイクルは単純な作業ではない。パネルをガラス片に粉砕することなく、アルミフレームと接続箱をパネルから分離するには、高度に専門化された装置と作業員が必要である。またパネルを加熱してシリコンを回収するには、専用の炉が使用される。使用されるということは、炉へのガス供給も必要となり、それはどのように用意するのだろうか。またパネルを処分する際は、危険物に分類され、梱包、輸送、保管に高価な制限が必要となる。さらに、飴色の廃棄物リサイクル業者「We Recycle Solar, Inc.」によると、アルミニウム、銅、鉛、ガラス、銀、シリコンから2〜4ドル(約298.77円~約597.54円)の価値を得るために、パネル1枚あたり最大25ドル(約3734.63円)の処理コストを費やしているという(参照:https://resource-recycling.com/e-scrap/2021/05/13/solar-panels-are-the-new-crt-but-sector-is-preparing/)。また米エネルギー省に属する再生可能エネルギーとエネルギー効率に関する研究開発を行う基礎研究所である国立再生可能エネルギー研究所 (The National Renewable Energy Laboratory)では、パネル1枚をリサイクルするのにかかる費用はおよそ20ドル(約2,987.51 円)から30ドル(約4481.27円)であるのに対し、埋立地に送るのは1ドル(約149.38円)から2ドル(約298.75円)であると試算している。

そして、埋めたソーラパネルが及ぼす危険性について、場合によっては鉛、セレン、カドミウムなどの有毒な重金属で地下水を汚染する可能性があるということが書かれているWebページがある(参照:https://www.latimes.com/business/story/2022-07-14/california-rooftop-solar-pv-panels-recycling-danger)。

■その他の参照のページ

(参照:ソーラパネルのリサイクルについて(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211467X19301245))

※このページに書かれている情報も随時更新していく予定である。

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