トウモロコシとエタノールの関係について解説しています。
トウモロコシは、エタノール（アルコールの一種で、揮発性の無色液体。特有の芳香を持っている。別名はエチルアルコール）を生産することができる。（参照：トウモロコシからのエタノール生産と併産物のDDGS）なお、米国（アメリカ）におけるエタノールのほとんどは、デンプンベースの作物から乾式または湿式ミル処理によって生産される。エタノール工場のほぼ90%が乾式工場となっている（参照：Ethanol Production – Alternative Fuels Data Center）。
なお、アメリカ合衆国の最難関私立大学の一つであるコーネル大学で行われた研究では、1エーカー（1エーカーは約4047m2（平方メートル））の土地から約7,110 ポンド (3,225 kg) のトウモロコシが収穫。それを328ガロン (1240.61リットル) のエタノールに加工できることが判明している。これは、1ガロン（約3.785411784リットル）あたり約26.1 ポンド（11.84 kg）のトウモロコシに相当する（参照：How much corn would I need to fuel a cross-country trip with ethanol?）
次にトウモロコシ生産における肥料の使用は、アメリカでは1945年以来上昇しているようだが、どれぐらいの量を使用しているのかは不明である（詳しくはFertilizer Demand for Biofuel and Cereal crop Production in the United States（米国におけるバイオ燃料および穀物生産のための肥料需要）に記載されているようだが時間がなくて全部読めていない）。
次にトウモロコシはデンプンを含み、エタノールへの転換が比較的容易なため、バイオ燃料原料として適しており、バイオ燃料として利用されるようになる。また温室効果ガスの排出削減、生分解性、クリーンな着火性、エネルギー安全保障の強化などの理由により利用されている。ただ、トウモロコシやその他の高デンプン穀物は何千年もの間エタノールに変換されてきたが、燃料としての使用が大きく拡大したのはここ1世紀の間のことであるようだ（参照：Corn for Biofuel Production）
※トウモロコシとエタノールの関係などについては調査を行っており、随時更新したいと思う。