教師、先生がChatGPTを活用することについて解説します。
高度なAI技術で、人間のように自然な会話ができ、また有用な情報を生成することができるAIチャットボット「ChatGPT（チャットジーピーティー）」。これらの生成AIの登場で教育システムの将来にとって大きな懸念材料となっている。
しかし、「Teachers are using ChatGPT more than students. Here’s how」という記事では、ウォルトン・ファミリー財団という海外の財団が行った調査になってしまうが、この調査によると、導入からわずか2ヶ月の間に、1,000人の教師のうち51%がChatGPTを使ったことがあり、40%が少なくとも週に1回は使用している。
また、調査によると、10人に3人の先生が、授業計画の立案、授業のクリエイティブなアイデアの考案、授業の背景知識の構築などのタスクにChatGPTを利用したことがあるとも書かれている。
さらに、教師の4分の3が、ChatGPTは教師としての成長に役立つと思うと回答しており、3分の2の方が、ChatGPTを教育や学習に取り入れるためのソリューション（問題を解決）を開発することに時間を割くことを希望していると回答している。生徒がプライベートなどで利用するだけでなく、教師、先生もChatGPTも利用しているというのが実情です。これは海外に限ったことではなく日本でも同じようにことになっていると考えています。
そして、長年にわたり、人々は多くの新しいテクノロジーに反応し、それが人間の教師に取って代わると言ってきましたが、それは起こりません。教師や先生は、今でも生徒たちに言葉の意味や計算の仕方を教えている。ChatGPTは教師の代わりにはならないということも理解した方がいいというのが意見です。ChatGPTが教師の代わりになってしまうと、AIに支配されているということになってきます。そうなるとおかしい。
これらのことから、教師、先生がChatGPTを恐れる、もしくは禁止するのではなく受け入れ、どのように活用すべきなのかを検討し、その後検証のために導入すべきだと考えている。導入後、どのようなことが発生したのかをフィードバックし、改善する。そして、また再度導入していく。これの繰り返しを行う。
では、実際にどのように教師、先生がChatGPTを導入すべきなのでしょうか。これについては、下記のページが参考になります。
・20 Ways Teachers Can Use ChatGPT to Make Their Lives Easier（教師がChatGPTを使って生活を楽にするための20の方法）
・50 CHATGPT PROMPTS FOR TEACHERS（教師のための50のchatgptプロンプト）
※プロンプトとは、命令入力を受け付ける状態にあることをディスプレイに表示する記号。
・6 Ways to Use ChatGPT to Save Time（ChatGPT を使用して時間を節約する 6 つの方法）
この他にも様々なChatGPTの活用方法を掲載したページがありますので、高精度な翻訳ツールである「DeepL翻訳」を使えば読むことができ、それらも参考になります。
最後に「ChatGPT（チャットジーピーティー）」という存在は、今や日本だけではなく世界に知られる存在となり、日本の学校教育の場にも影響が出ていますが、教師、先生は生徒たちと「AIの倫理」について話し合い、彼らの考え、意見を聴き、教室でどのようにAIを使うべきなのかを正面から取り組む必要があると考えています。そして、教室でのテクノロジーに関するポリシー（方針）をしっかりと作るべきだとも考えています。