自動車の寿命、ライフサイクルについて解説しています。
■アメリカ合衆国
車の事実: 車のライフサイクル（Car Facts: The Life Cycle of Cars）という記事では、1980年当時では道路を走る車の平均年式は7年弱で2016年では平均車齢はほぼ12年と長くなっていることが確認されている。年齢の向上の要因は主に信頼性の向上と書かれている。
次に2022年5月23日に公開されたAverage Age of Vehicles in the US Increases to 12.2 years, according to S&P Global Mobility（S&Pグローバル・モビリティによると、米国における自動車の平均車齢は12.2年に増加）によると、米国の自動車の平均使用年数は12.2年に増加）という記事では、米国の軽自動車の平均使用年数は2022年に過去最高に達し、12.2年となっていることが報告されている。この要因としては世界的なマイクロチップ不足と、それに関連するサプライチェーンや在庫の問題が影響していると書かれており、サプライチェーンに関しては新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響も受けている。米国の自動車の平均使用年数が伸びているということは、年間での廃車台数が減少することも意味しているので、そのことについても触れられている。
また、2020年7月28日に公開されたAverage Age of Cars and Light Trucks in the U.S. Approaches 12 Years, According to IHS Markit（IHSマークイット社によると、米国の自動車と小型トラックの平均車齢が12年に近づく）という記事では、米国の自動車の平均使用年数が伸びており、古い車両の量が拡大することで、ディーラーのサービスプランや保証の期限が切れ、独立したサービス工場や修理工場に新たなビジネスチャンスをもたらすことが書かれている。
一方で現在標準的な車の寿命は約12年、または約200,000 マイル（約321,868 キロメートルに相当する）であると予想していると書かれている記事（https://cascadecollision.com/blog/what-is-the-average-life-of-a-car/）があるが、この情報の正確さには欠けるものがあると考える。
■アメリカ合衆国においての自動車の寿命等資料
・車両の分類と年齢（年）ごとのライフサイクルの資料
https://admin.sc.gov/sites/default/files/fleet/Replacement%20Criteria%20Revised%201-2022.pdf
■電気自動車
EVバッテリーの自動車内での平均寿命は15～20年程度。ICE（ガソリン車・ディーゼル車）車両の平均3～5年よりもはるかに長いと書かれているサイトがある（What’s the lifecycle of an electric vehicle battery?）。またEVがより過酷な条件で定期的に使用される場合は、耐用年数を8～12年として計画するように推奨しているサイトもある（Electric Car Battery Life: Everything You Need to Know）。
■日本
日本についても独自で調査を行いたいと思うが時間がないので随時更新していく。