Raspberry Pi Zero WHをPCのポートに接続しリモートを行う

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Raspberry Pi Zero WHをPCのポートに接続しリモートを行ってみます。

今回行うのはOTG(On-The-Go)でOTG(On-The-Go)は、USBデバイス間で直接通信を行うための規格です。OTGは、USB(Universal Serial Bus)接続を持つ機器同士が相互に通信するための方法を提供します。

■環境

・Windows11をインストールしたノートパソコン

Verbatim バーベイタム microSDHCカード 32GB UHS-1 U1 Class10 MHCN32GJVZ2(Raspberry Pi OS(Legacy)をインストール済)

microSDカードリーダー

マイクロUSBケーブル

Raspberry Pi Zero WH

■microSDカードのルート ディレクトリにあるconfig.txt を編集する

まずRaspberry Pi OSをインストールしたmicroSDカードをカードリーダーに取り付け、取り付けたリーダーをPCのポートに接続します。

接続するとmicroSDカードが認識されカード内のルート ディレクトリにある「config.txt」をテキストエディタ等で開きます。

開いた後にファイルの一番下にdtoverlay=dwc2という行を追加して保存します。

保存後、microSDカードが認識されカード内のルート ディレクトリにある「cmdline.txt」 を開きます。

開いた後に「rootwait」という単語の後に「modules-load=dwc2,g_ether」というテキストを追加し、ファイルを保存します。※ファイル内には改行がありません。

■Bonjour Print Servicesをダウンロードしインストールする

保存後、Bonjour Print Servicesにアクセスし「Download」をクリックします。クリックすると、「BonjourPSSetup.exe」というファイルがWebブラウザで指定された場所に保存されます。このBonjourPSSetup.exeをダブルクリックします。

クリックするとインストーラーが表示されますので、インストールするために「次へ」ボタンをクリックします。

クリックすると、「使用許諾契約」が表示されますので、使用許諾契約の内容を確認し、「使用許諾契約の条項に同意します」を選択します。選択後、「次へ」ボタンをクリックします。

クリックすると、「次の使用許諾契約をお読みください。」と表示されますので内容を読み、「次へ」ボタンをクリックします。

クリックすると「インストールオプション」が表示されます。今回は「Bonjour 印刷サービスおよびその他のアップル製ソフトウェアを自動的に更新」のチェックボックスのみにチェックを入れ、インストール先フォルダーは「C:\Program Files\Bonjour Print Services¥」で「インストール」ボタンをクリックします。

クリックすると「ユーザーアカウント制御」ウインドウが表示され「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と表示されますので「はい」をクリックします。

クリックすると「インストール中」というウインドウが表示され、インストールが開始されます。この間に「ユーザーアカウント制御」ウインドウが表示され「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と表示されますが、こちらも「はい」をクリックします。

しばらくすると、インストールが完了します。完了後、ウインドウ内に「完了しました。」と表示されますので「完了」ボタンをクリックします。これでPCがRaspberry Pi Zero WHを認識できるようになります。

■マイクロUSBケーブルをRaspberry Pi Zero WHの「USB」というラベルの付いたポートに接続する

クリック後、マイクロUSBケーブルをRaspberry Pi Zero WHの「USB」というラベルの付いたポートに接続します。

接続後、PCのポートに接続したカードリーダーを取り外し、リーダーからmicroSDを取り出し、Raspberry Pi Zero WHに取り付けます。

取り付けた後にマイクロUSBケーブルのUSB(Aタイプ)側をPCのポートに接続します。

接続すると、Raspberry Pi Zero WHのランプが点灯します。

■PC(Windows11)とRaspberry Pi Zero WHをUSBケーブルで接続しリモートを行う

接続後、https://caron.ws/diy-cartes-microcontroleurs/raspberrypi/pi-zero-otg-ethernet/#google_vignetteにアクセスし、「RPI Driver OTG」をダウンロードします。ダウンロードしたファイルはWebブラウザの指定された場所に保存されます。

保存後、「RPI Driver OTG.zip」を解凍、もしくは展開し「RPI Driver OTG」というフォルダを生成します。

生成後、Windows11のデバイスマネージャーを起動させます。デバイスマネージャー内でUSBシリアルデバイスを確認します。確認後、USBシリアルデバイスにカーソルをあわせて右クリックするとメニューが表示されますので「ドライバーの更新」をクリックします。

クリック後、「ドライバーの検索方法」で「コンピュータを参照してドライバーを検索」をクリックします。

クリック後「次の場所でドライバーを探します:」という入力欄が表示されますので、この入力欄の右側にある「参照」ボタンをクリックします。クリックすると「フォルダーの参照」ウインドウが表示されますので、「RPI Driver OTG」フォルダを選んで「OK」ボタンをクリックします。

クリックすると、「次の場所でドライバーを探します:」という入力欄に「RPI Driver OTG」のフォルダが指定されますので、「次へ」ボタンをクリックし、ドライバーの更新を行います。

更新が完了後、Windows11のPowerShellを起動させます。

ping raspberrypi.local

起動後、上記のコマンドを入力します。入力後、Enterキーを押します。Raspberry Pi Zero WHに対してネットワーク接続の確認を行うコマンドです。

Enterキーを押すと、ネットワーク接続の確認が行われ、上記のようなメッセージが出力されます。これでネットワーク接続の確認は完了となります。

なお、「RPI Driver OTG」をダウンロードしドライバーを更新していない場合は「ping 要求ではホスト raspberrypi.local が見つかりませんでした。ホスト名を確認してもう一度実行してください。」と出力されます。

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