Pythonでsinglestoredbを用いてMySQLデータベース内にテーブルを作成してみます。
この記事は「SingleStoreでワークスペース内にMySQLデータベースを作成する」という記事の続きとなります。
前回、SingleStoreでtest-01というワークスペース内に「test_db」というデータベースを作成しました。そして今回、singlestoredbを用いてMySQLデータベース内にテーブルを作成してみます。
なお、今回用いるsinglestoredbは、Pythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。（Windows10）（pythonランチャーでの確認）
■singlestoredbを用いてMySQLデータベース内にテーブルを作成する
では、早速singlestoredbを用いてMySQLデータベース内にテーブルを作成するスクリプトを書いていきます。
■コード
import singlestoredb as s2
conn = s2.connect(host='svc-******.aws-virginia-4.svc.singlestore.com', port='3306', user='admin',
password='ユーザー名（管理者）のパスワード', database='test_db')
with conn.cursor() as cur:
cur.execute("create table person (id integer, name text, address text)")今回はsinglestoredbモジュールをimportで呼び出します。さらにsinglestoredbをs2として用います。
呼び出した後に、connという変数を定義し、その中でs2.connect()を用います。括弧内には、引数,パラメータとして「host=（接続ホスト名）」、「port=（データベースのポート）」、「user=（データベースのユーザー名）」、「password=（データベース ユーザーのパスワード）」、「database=（データベース名）」を渡します。
接続するための情報については、作成したワークスペースに「Connect」が表示されており、こちらをクリックすると、プルダウンメニューが表示され「Connect Directly」をクリックします。
クリックすると、「Connect to Workspace ‘（作成したワークスペースの名前’」というポップアップが表示され、接続を行うための方法や情報が表示されますので、こちらを参考にします。
またデータベースのユーザー名やパスワードの確認は、SingleStore Customer Portalの「CLOUD」の作成したワークスペースの「Access」をクリックすると、確認することができます。
引数,パラメータを渡した後に、conn.cursor()でカーソルオブジェクトを作成し、データベースに対してクエリを実行させるようにします。また、with構文を用いてconn.cursor()をcurとして利用します。
conn.cursor()をcurとして利用できるようにした後は、execute()を用います。これでMySQLクエリを引数,パラメータとして受け取り、指定されたクエリを実行します。今回のクエリは、CREATE TABLE文を用いて「person」というテーブルを作成します。テーブル内には、カラムとして「id」、「name」、「address」を作成します。これでconn.cursor()を用いて、指定されたクエリが実行され、テーブルが作成されます。
■実行・検証
このスクリプトを「sql_table.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ（カレントディレクトリ）に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行すると、何も出力されませんが、SingleStoreのMySQLデータベース内にテーブルが作成されました。
作成後、SingleStore Customer Portalの「CLOUD」から「Databases」を選択し、さらに作成したデータベースを選択します。選択すると、今回作成したテーブルである「person」が表示され、こちらをクリックすると、テーブル内の作成したカラムが表示されることを確認できました。
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