Pythonでリスト内包表記を作成・使用する方法について解説しています。
Pythonのリスト内包表記は、既に定義されている配列を使用し、新しい配列(リスト、セット、辞書など)を簡潔に構築することができます。
list= [リスト内のアイテムに対する式]
リスト内包表記の基本構造は上記になります。リスト内包表記ではif条件を含むことも含まずに構築することもできます。また複数のfor文を含むことができます。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■リスト内包表記を作成・使用する
Pythonでリスト内包表記を作成・使用しますが、その前に空のリストを用意し、forループを使用して、1から30までの3の倍数を出力し、空のリストに格納してみます。
■コード
my_list = [] for i in range(1,11): my_list.append(i * 3) print(my_list)
forループを使用して、1から30までの3の倍数を出力した後に、空のリストに追加する際は、appendメソッドを使用します。
最後にprint関数でリストを出力します。
■実行
スクリプトを実行してみると、forループを使用して、1から30までの3の倍数が出力され、リストに格納されたことが確認できました。
■リスト内包表記を使用し、同じことをする
では、次にリスト内包表記を使用し、forループを使用して、1から30までの3の倍数のリストを出力してみます。
■コード
my_list_2 = [i*3 for i in range(1,11)] print(my_list_2)
先ほどのforループを使用し、1から30までの3の倍数を出力。出力したものをリストに格納しprint関数で出力するスクリプトよりも、リスト内包表記を使用することで、簡潔にコードを記述することができます。
■実行
このスクリプトを「mylist_test_2.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
このスクリプトを実行してみると、最初のスクリプトと同じ結果が出力されました。
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