Pythonの非同期関数（asynchronous function）について解説しています。
非同期関数（asynchronous function）は、Pythonの非同期プログラミングをサポートする機能です。非同期関数はasync defというキーワードで宣言され、内部に await キーワードを使用して非同期に処理を待機できるコードを含むことができる。
非同期関数は通常、非同期IO（入出力）操作や長時間の処理など、待機が発生する可能性のあるタスクに使用される。従来の同期処理では、1つのタスクが完了するまで次のタスクに進むことができませんが、非同期関数を使用することで、待機している間に他のタスクを実行できる。
非同期関数の特徴的な要素としては、以下の点が挙げられる。
・async def キーワード: 非同期関数を定義するために使用されます。関数の宣言時に async def キーワードを付けます。
・await キーワード: 非同期に待機する処理を示します。通常、非同期IO操作や他の非同期関数の呼び出しの前に await キーワードを使用します。
・非同期IO操作: ファイルの読み書き、ネットワーク通信、データベースクエリなど、待機が発生する可能性のある入出力操作を非同期に処理します。
・イベントループ（Event Loop）: 非同期処理を実行するために必要なイベントループと呼ばれる仕組みがあります。イベントループは非同期関数を実行し、待機中のタスクを管理します。
非同期関数の利点は、待機が発生する処理を効率的に扱うことができる点です。複数の非同期処理を同時に実行し、待機時間を最小限に抑えることができます。また、非同期関数は他の非同期関数と組み合わせてチェーンすることも可能で、さまざまな非同期タスクを効果的に制御できる。
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