NumPy配列をCSVファイルに変換してみます。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■Dataframe.to_csv()関数を使用する
では、早速NumPy配列をCSVファイルに変換していきます。
■コード
import pandas as pd import numpy as np array_test = np.arange(1,21).reshape(4,5) print(array_test) df_np_array = pd.DataFrame(array_test) df_np_array.to_csv(r"C:\Users\user\test\df_np_array.csv")
NumPy配列をCSVファイルに変換する場合は、pandasモジュール,numpyモジュールを呼び出します。
呼び出した後に、array_testという変数を作成し、その中に、NumPy配列を作成します。今回は、等間隔の値をもった配列を作成するために、np.arange()関数を使用します。括弧内の第1の引数,第2の引数に、指定する区間の最初の値(第1の引数)と最後の値(第2の引数)を指定します。今回は、「1」から「21」の区間としています。
次に、np.reshape()関数を使用し、NumPy配列の形状を変換します。括弧内には形状を指定します。今回は、4×5の多次元配列に変形します。最後にNumPy配列を格納。
格納後、df_np_arrayという変数を作成し、その中でpd.DataFrame()関数を使用し、NumPy配列をDataFrameに変換し、格納します。
最後に、to_csv()関数を使用し、DataFrameに変換したNumPy配列をCSVファイルとして出力します。今回は「C:\Users\user\test\(フォルダパス)」に「df_np_array.csv」という名前で出力します。
■実行
このスクリプトを「np_array_csv.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、今回指定した場所に「df_np_array.csv」というCSV形式のファイルが出力されていることが確認できました。さらにdf_np_array.csvの中身を確認してみると、作成したNumPy配列が書き込まれていることも確認できました。
■numpy_array.tofile()関数を使用する
次に、numpy_array.tofile()関数を使用することでも、NumPy配列をCSVファイルに変換することができますので、やってみます。
■コード
import numpy as np array_test = np.arange(1,21) print(array_test) array_test.tofile(r"C:\Users\user\test\df_np_array_2.csv", sep=",")
numpy_array.tofile()関数を使用し変換する場合は、numpyモジュールを呼び出します。
呼び出した後、先ほどと同じように、array_testという変数を作成し、その中に、NumPy配列を作成します。今回は、等間隔の値をもった配列を作成するために、np.arange()関数を使用します。使用後、NumPy配列を格納。
格納した後に、array_testという変数に対して、tofile()関数を使用します。括弧内の第1の引数には、CSVファイルを保存する場所と、ファイル名を指定します。第2の引数には、「sep=」と記述し、区切り文字を指定します。今回は「,(カンマ)」を指定します。
これで、NumPy配列をCSVファイルに変換することができます。
■実行
このスクリプトを「np_array_csv_2.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、numpy_array.tofile()関数を使用し、作成したNumPy配列をCSVファイルに変換することができました。ファイルの中身を確認してみると、NumPy配列が書き込まれていることが確認できました。
■numpy.savetext()関数を使用する
次に、numpy.savetext()関数を使用することでも、NumPy配列をCSVファイルに変換することができますので、やってみます。
■コード
import numpy as np array_test = np.array([[1,2,3], [4,5,6], [7,8,9]]) np.savetxt(r"C:\Users\user\test\df_np_array_3.csv",array_test,delimiter=",")
numpy.savetext()関数を使用し変換する場合は、numpyモジュールを呼び出します。
呼び出した後、先ほどと同じように、array_testという変数を作成し、その中で、np.array()関数を使用し、NumPy配列を作成し、格納します。
格納後、savetext()関数を使用します。括弧内の第1の引数に、CSVファイルを保存する場所と、ファイル名を指定します。第2の引数には、array_testという変数を指定します。第3の引数には、「delimiter=」と記述し、区切り文字を指定します。今回は「,(カンマ)」を指定します。
これで、NumPy配列をCSVファイルに変換することができます。
■実行
このスクリプトを「np_array_csv_3.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、指定した場所に「df_np_array_3.csv」というCSVファイルが出力されました。出力されたファイルの中身を確認すると、作成したNumPy配列が書き込まれていることが確認できました。
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