Pythonでforループの代わりにリスト内包表記を使用したメソッドを定義する

Pythonでforループの代わりにリスト内包表記を使用したメソッドを定義し実装してみます。

■今回の環境（Python）

Google Colaboratory(Google Colab),記事作成時点ではPython 3.9.16が用いられる。

■forループの代わりにリスト内包表記を使用したメソッドを定義する

では、早速forループの代わりにリスト内包表記を使用したメソッドを定義するために、コードを書いていきます。

■コード

def add_three(lst):
    new_lst = [item + 3 for item in lst]
    return new_lst

lst = [1, 2, 3, 4, 5]    

print(add_three(lst))

今回はdef文を用いてadd_three()というメソッドを定義します。括弧内にはlstという引数,パラメータを設定します。このメソッドが呼び出された時の処理として、new_lstという変数を定義し、その中で角括弧”[ ]”を用いてリスト内包表記で新しいリストを作成します。まずは引数,パラメータで受け取ったリストをfor文を用いてリスト内の要素を順番にitem変数に格納していきます。その時に”+”（プラス）を用いてitem変数に数値の「3」を加算（足し算）します。演算されたものはitem変数に格納されます。それがnew_lstというリスト（変数）内に溜まっていきます。そしてreturnとしてnew_lstを返します。

メソッドを定義後、lstというリストを角括弧”[ ]”を用いて定義します。リスト内には要素（数値）を格納します。

最後にadd_three()を呼び出します。括弧内には引数,パラメータとしてlstを渡します。これで受け取ったリスト（lst）を用いてメソッドの処理が実行し、結果が返されます。返された結果をprint()で出力します。

■実行・検証

このコード（セル）を保存し、Google Colaboratory上で、セルを実行してみます。

実行してみると、今回定義したメソッドを呼び出し、forループの代わりにリスト内包表記を使用しリストを作成し、作成したリストを結果として出力させることができました。