Pythonのdumps()関数を用いて辞書をJSON形式の文字列に変換してみます。
なお、今回はPython標準ライブラリのjsonモジュールを用います。モジュールのdumps()関数を用いることで、データをJSON形式にエンコードすることができます。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),2023年3月18日時点ではPython 3.9.16が用いられる。
■dumps()関数を用いて辞書をJSON形式の文字列に変換する
では、早速dumps()関数を用いて辞書をJSON形式の文字列に変換するコードを書いていきます。
■コード
import json def jsonresponse_test(result_Dict): print("Python辞書をJSON形式の文字列に変換する。") dev_str = json.dumps(result_Dict,ensure_ascii=False) print(dev_str) dev_Dict = { "名前": "田中テスト太郎", "年齢": 32, "スキル": ["Python", "批判的思考", "プログラミング"], "メールアドレス": "test@****1234.com" } jsonresponse_test(dev_Dict)
今回はimportでjsonモジュールを呼び出します。その後、def文を用いてjsonresponse_testという関数を定義します。括弧内には引数,パラメータとしてresult_Dictを設定します。
設定後、関数が呼び出されたときに実行される処理としてprint()関数で文字列を出力。そして、dev_strという変数を定義し、その中でjson.dumps()関数を用います。括弧内には第1の引数,パラメータとして、jsonresponse_testという関数に渡された文字列を格納したresult_Dictを渡します。第2の引数,パラメータとして、ensure_asciiを渡します。今回は「False」の設定し、非ASCII文字(漢字、仮名など)はそのまま出力されます。この指定がない場合は、Unicodeエスケープの形式で出力されます。最後にprint()関数で、dumps()関数を用いて辞書をJSON形式の文字列に変換したものが格納されたdev_str変数の情報を出力という処理になります。
関数を定義後、dev_Dictという変数を定義し、その中で辞書を定義します。定義するために、波括”{ } ”を用い各要素を囲んで、コロン”:”でキーと値を記述します。
最後にjsonresponse_testという関数を呼び出すために、関数名を記述し括弧内に、dev_Dict変数を引数,パラメータとして渡します。
■実行・検証
このコード(セル)を保存し、Google Colaboratory上で、セルを実行してみます。
実行してみると、dumps()関数を用いて定義した辞書をJSON形式の文字列に変換し、変数された文字列を出力させることができました。
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