Pythonで整数を文字列に変換してみます。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■str()関数を使用する
では、早速整数を文字列に変換してみますが、まずはstr()関数を使用し整数を文字列に変換するスクリプトを書いていきます。
■コード
num = 5 print(type(num)) convert_string = str(num) print(type(convert_string))
今回はnumという変数を作成し、その中に、整数を格納します。格納後、型を取得するために、type()とprint関数を使用し、格納した整数の型を出力します。
次に整数を文字列に変換していきます。convert_stringという変数を作成し、その中でstr()関数を使用します。括弧内には、numという変数を指定します。これで整数を文字列に変換することができます。
最後に、type()とprint関数を使用し、変換された情報を出力してみます。
■コード
このスクリプトを「stri_convert.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、最初にnumという変数に格納した整数は「int(整数型)」と出力されましたが、変換されたものは、「str(文字列型)」と出力されました。
■「%S」による型変換(% 演算子)
次に、「%S」による型変換でも、整数を文字列に変換することができますので、やってみます。(https://docs.python.org/ja/3/library/stdtypes.html#old-string-formatting)
■コード
num = 5 print(type(num)) convert_string = "% s" % num print(type(convert_string))
先ほどと同じように、numという変数を作成し、その中に、整数を格納します。
格納後、今度はconvert_stringという変数を作成し、その中で「%S」による型変換(% 演算子)を行い、変換された情報を格納します。
最後に、type()とprint関数を使用し、変換された情報を出力してみます。
■実行
このスクリプトを「stri_convert_2.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、型変換が行われ、整数を文字列に変換することができました。
■.format()関数を使用する
次に、.format()関数を使用することでも、整数を文字列に変換することができますので、やってみます。
■コード
num = 5 print(type(num)) convert_string = "{}".format(num) print(type(convert_string))
.format()関数を使用し整数を文字列に変換する際は、convert_stringという変数を作成し、その中で、.format()関数の前に、中括弧”{}”を記述します。記述後、.format()関数の括弧内に、整数を格納した変数を指定します。これで整数を文字列に変換することができます。
■実行
このスクリプトを「stri_convert_3.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、.format()関数を使用することにより、型の変換が行われ、整数を文字列に変換することができました。
■f-strings(フォーマット済み文字列リテラル)を使用する
次に、f-strings(フォーマット済み文字列リテラル)を使用することでも、整数を文字列に変換することができますので、やってみます。
■コード
num = 5 print(type(num)) convert_string = f'{num}' print(type(convert_string))
f-strings(フォーマット済み文字列リテラル)を使用し、整数を文字列に変換する際は、convert_stringという変数を作成し、その中で、整数を格納した変数の頭にf、もしくはFを付けます。その後に中括弧”{}”を記述します。中括弧”{}”の中に、整数を格納した変数の名前を記述します。これで整数を文字列に変換することができます。
■実行
このスクリプトを「stri_convert_4.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、f-strings(フォーマット済み文字列リテラル)を使用することで、整数を文字列に変換することができました。
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