Ruby(ルビー)のダウンロード・インストールについて解説しています。(Windows10)
■PC環境
Windows10で、エクスプローラーを起動し、「PC」のアイコンで右クリックし、プルダウンメニューから「プロパティ」をクリックしています。
・Windows 10 Pro (64bit)
■ダウンロード
Ruby(ルビー)のダウンロードは、Webブラウザを起動し、こちらのページ(https://rubyinstaller.org/downloads/)にアクセスします。
アクセスすると、左側メニューに「WITH DEVKIT」と「WITHOUT DEVKIT」という項目がありますので、今回は「WITH DEVKIT(ソフトウェア開発キット)」の項目から太文字(推奨)となっている「Ruby+Devkit 2.7.2-1 (x64)」の文字をクリックします。
クリックすると、Webブラウザ上でファイルのダウンロードが開始されます。
■インストール
ダウンロードが開始され、しばらくすると、Webブラウザで指定されているファイルの保存場所に「rubyinstaller-devkit-2.7.2-1-x64.exe」というファイルがダウンロードされます。このファイルをダブルクリックします。
ダブルクリックすると「Setup – Ruby 2.7.2-1-x64 with MSYS2」というウインドウが表示されます。「Ruby 2.7.2-1-x64 with MSYS2 License Agreement(Ruby2.7.2-1-x64とMSYS2ライセンス契約)」と書かれていますので、インストールを続行する前に、表示されている使用許諾契約書を、Google翻訳などで翻訳し読み、条件に同意します。同意するためには、ウインドウ下の「I accept the License(ライセンスに同意します)」にチェックを変更します。
変更後、「Next(次へ)」ボタンをクリックします。
クリックすると、ウインドウに「Installation Destination and Optional Tasks(インストール先とオプションのタスク)」と表示されますので、Ruby(ルビー)(MSYS2を含む)をインストールする場所を指定します。デフォルトでは「C:\Ruby27-x64」となっています。このままでも特に問題はありません。変更する場合は「Browse…」ボタンをクリックします。
インストールする場所が表示されている下にチェックボックスがあります。
・Add Ruby executables to your PATH(Ruby実行可能ファイルをPATHに追加)
・Associate.rb and .rbw files with this Ruby installation(このRubyインストールに.rbファイルと.rbwファイルを関連付けます)
・Use UTF-8 as default external encoding(デフォルトの外部エンコーディングとしてUTF-8を使用)
これらの項目にチェックが入っています。変更することも可能ですが、デフォルトのままでも特に問題はありません。
インストール先、チェックボックスの確認後、「Install(インストール)」ボタンをクリックします。今回はデフォルトのまま、ボタンをクリックしています。
クリックすると、ウインドウ内に「Select Components(コンポーネントを選択)」と表示されます。ウインドウ内に表示されているコンポーネントを選択し、インストールできます。デフォルトでは「Ruby-2.7.2 base files」、「Ruby RI and HTML documentation」、「MSYS2 development toolchain 2020-10-06」が選択されています。このままでも特に問題はありません。
コンポーネントの選択、確認後、「Next(次へ)」ボタンをクリックします。
クリックするとウインドウ内に「Installing」と表示され、インストールが開始されます。
しばらくするとウインドウ内に「Completing the Ruby 2.7.2-1-x64 with MSYS2 Setup Wizard(Ruby 2.7.2-1-x 64とMSYS 2セットアップウィザードの完了)」と表示されます。これでRuby 2.7.2-1-x 64とMSYS 2のインストールは完了となります。
完了後「Run ‘ridk install’ to set up MSYS2 and development toolchain. MSYS2 is required to install gems with C extensions.(’ridk install’を実行して、MSYS 2と開発ツールチェーンをセットアップします。C拡張機能を持つgemをインストールするには、MSYS 2が必要です。)」というチェック項目にチェックが入っていることを確認します。
確認後、「Finish」ボタンをクリックします。
クリックすると、Windowsのコマンドプロンプトが起動し、ウインドウが表示されます。ウインドウ内には「Ruby Installer2 for Window」と表示されています。
1 – MSYS2 base installation
2 – MSYS2 system update (optional)
3 – MSYS2 and MINGW development toolchain
Which components shall be installed? If unsure press ENTER [1,3](どのコンポーネントをインストールしますか?不明な場合は、Enterキーを押します[1、3]。)
ウインドウ内では、どのコンポーネントをインストールしますかと質問されますので、今回は「1,2,3」と入力し、Enterキーを押します。
Enterキーをインストールが開始されます。
Install MSYS2 and MINGW development toolchain succeeded(MSYS 2およびMINGW開発ツールチェーンのインストールに成功しました)
1 – MSYS2 base installation
2 – MSYS2 system update (optional)
3 – MSYS2 and MINGW development toolchainWhich components shall be installed? If unsure press ENTER [](どのコンポーネントをインストールしますか?不明な場合は、Enterキーを押します[]。)
開始後、しばらくすると上記のメッセージが表示されます。これでインストールは完了しましたので、Enterキーを押します。Enterキーを押すと、コマンドプロンプトが閉じます。
これでMSYS 2およびMINGW開発ツールチェーンのインストールは完了となります。
■Ruby(ルビー)のバージョン確認
Ruby(ルビー)、MSYS 2およびMINGW開発ツールチェーンのインストールが完了となりましたので、Ruby(ルビー)のバージョン確認を行ってみます。
バージョンを確認するためにコマンドプロンプトを起動します。
ruby -v
起動後、上記のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
ruby 2.7.2p137 (2020-10-01 revision 5445e04352) [x64-mingw32]
Enterキーを押すと、上記のメッセージが表示されます。これでバージョンの確認は完了です。
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