Pythonでファイルまたはディレクトリが存在するかどうかを確認してみます。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■os.path.isfileを使用しファイルが存在するかどうかを確認する
では、早速Pythonでファイルまたはディレクトリが存在するかどうかを確認していきます。最初はos.path.isfileを使用しファイルが存在するかどうかを確認します。
■コード
import os.path file_exists = os.path.isfile(r'C:\Users\user\test\test.txt') print(file_exists)
インポートでos.pathモジュールを呼び出します。なお、osモジュールはPythonの標準ライブラリとなっていますので、事前にインストールする必要はありません。
呼び出した後に、file_existsという変数を作成し、その中にos.path.isfile()と記述します。括弧内には、存在を確認したいファイルを指定します。
今回は「C:\Users\user\test(フォルダパス)」にtest.txtというテキストファイルを用意しましたので、こちらを指定しています。
os.path.isfile()を使うことで、ファイルが存在するかどうかを確認できます。
最後にprint関数でファイルが存在するかどうかを出力します。
■実行
このスクリプトを「fileexistence_check.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、「True」と出力されましたので、今回指定したtest.txtというテキストファイルの存在が確認されました。存在が確認できない場合は「False」と出力されます。
■os.path.isdirを使用しディレクトリが存在するかどうかを確認する
次に、os.path.isdirを使用しディレクトリが存在するかどうかを確認してみます。
■コード
import os.path directory_exists = os.path.isdir(r'C:\Users\user\test') print(directory_exists)
インポートでos.pathモジュールを呼び出し、directory_existsという変数を作成し、その中にos.path.isdir()と記述します。括弧内には、存在を確認したいディレクトリを指定します。
今回は、先ほどのファイルの存在を確認した時に用意したディレクトリ(C:\Users\user\test(フォルダパス))を指定します。
指定後、print関数でディレクトリの存在を出力します。
■実行
このスクリプトを「directoryexistence_check.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、「True」と出力されましたので、今回指定したディレクトリ(C:\Users\user\test(フォルダパス))が存在していることが確認できました。なお、存在が確認できない場合は「False」と出力されます。
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