私は、AWSやLinuxなどの学習のため、AWSの無料利用枠を利用しています。
先月のAmazon Web Services Invoice(アマゾンウェブサービスの請求書)がEメールで届きました。
請求書が届いたのですが、請求書の内容を確認してみると、
TOTAL AMOUNT DUE ON July 3 , 2020 $11.00
上記の明記されています。TOTAL AMOUNT DUEは「支払う予定」という意味なので、2020年7月3日に「$11.00(だいたい1190円)」を支払う予定ということになります。
AWSの無料利用枠なのに、なぜお金が発生するのか調べる
AWSの無料利用枠を使用しているのに、料金を支払うとはどういうことなのか調べてみました。
まずは、どんなことにお金が使われているのか調べるために、AWSの「請求情報とコスト管理ダッシュボード」から、
「料金明細」ボタンをクリックします。
クリックすると、「請求書」のページが表示されます。こちらで「日付」に表示されている「年月」をクリックすると、プルダウンメニューが表示されますので、料金を支払うことになった月を選択します。
選択すると、料金を支払うことになった月の請求書が表示されます。こちらで「詳細」の項目を見て見ると、「Elastic Compute Cloud $10.00」と表示されています。Elastic Compute Cloudとは、「Amazon EC2」のことです。これにお金が使われているようです。
さらに「Elastic Compute Cloud」の表示をクリックすると、
・「Asia Pacific (Tokyo) $10.00」
・「$0.0152 per On Demand Linux t2.micro Instance Hour 616.996 Hrs $9.38」
・「$0.12 per GB-month of General Purpose SSD (gp2) provisioned storage – Asia Pacific (Tokyo) 5.167 GB-Mo $0.62」
上記の項目でお金が使われていることが判明しました。どうやら、こちらで作成したEC2インスタンスが稼働していることと、Amazon EBSでお金が使われていることがわかりました。
でも、どうして無料利用枠なのに、料金が発生するのか。調べてみると、「AWSのEC2を無料利用枠で使う際の注意点」という記事を見つけました。
この記事の中で、無料利用枠でも料金が発生する場合が書かれており、
・複数インスタンスを稼働させている。この場合は、それぞれの稼働時間の合計で計算されて無料利用枠として利用できる「EC2インスタンス 750時間/月」を超えてしまう。
上記のことが該当してしまったため、今回料金が発生してしまった。また、「$0.12 per GB-month of General Purpose SSD (gp2) provisioned storage – Asia Pacific (Tokyo) 5.167 GB-Mo $0.62」という金額が発生してしまったのは、こちらの記事に書かれている、「EC2インスタンスを複数作成したことにより、Amazon EBS汎用SSD(gp2)ボリュームの利用が月間で30GBを超えてしまった」ためであることが判明しました。
原因判明から、改善・対策へ
料金が発生しまった原因が判明しましたので、これを改善するために、
Amazon EC2の「インスタンス」から不要なEC2インスタンスを選択し、「アクション」で「インスタンスの状態」から「終了」で、EC2インスタンスの削除を行いました。
さらに、「ELASTIC BLOCK STORE」の「ボリューム」で、不要なEBSボリュームを選択し、「アクション」で「ボリュームの削除」を行いました。
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