Dockerでnginxイメージを取得しコンテナを実行する

Dockerでnginxイメージを取得しコンテナを実行してみます。

nginxは、Webサイト、API、マイクロサービス、およびクラウドアプリケーションを高速化するオープンソースのリバースプロキシサーバーです。リバースプロキシは、Webサーバーの前に配置され、クライアント（Webブラウザなど）の要求を、Webサーバーに転送するサーバー。中間接続ポイントですが、実際のエンドポイントのように機能します。

■環境
■イメージを取得する
■nginxコンテナを実行する

■環境

Windows10（DockerDesktopインストール済み）

docker version

Client:
Cloud integration: v1.0.22
Version: 20.10.12
API version: 1.41
Go version: go1.16.12
Git commit: e91ed57
Built: Mon Dec 13 11:44:07 2021
OS/Arch: windows/amd64
Context: default
Experimental: true

Server: Docker Engine - Community
Engine:
Version: 20.10.12
API version: 1.41 (minimum version 1.12)
Go version: go1.16.12
Git commit: 459d0df
Built: Mon Dec 13 11:43:56 2021
OS/Arch: linux/amd64
Experimental: false
containerd:
Version: 1.4.12
GitCommit: 7b11cfaabd73bb80907dd23182b9347b4245eb5d
runc:
Version: 1.0.2
GitCommit: v1.0.2-0-g52b36a2
docker-init:
Version: 0.19.0
GitCommit: de40ad0

■イメージを取得する

では、早速イメージを取得するために、Windows10のコマンドプロンプトを起動します。

>C:\Users\user_>docker pull nginx:mainline-alpine

起動後、上記のコマンドを入力し、Enterキーを押します。今回は、alpineベースのnginxのイメージを取得します。alpineは軽量で、セキュリティ・シンプルさ・リソース効率を重視するユーザー向けに設計されたLinuxディストリビューションです。

mainline-alpine: Pulling from library/nginx
df9b9388f04a: Already exists
a285f0f83eed: Pull complete
e00351ea626c: Pull complete
06f5cb628050: Pull complete
32261d4e220f: Pull complete
9da77f8e409e: Pull complete
Digest: sha256:a74534e76ee1121d418fa7394ca930eb67440deda413848bc67c68138535b989
Status: Downloaded newer image for nginx:mainline-alpine
docker.io/library/nginx:mainline-alpine

Enterキーを押すと、上記のメッセージが出力されます。これでイメージの取得は完了しました。

■nginxコンテナを実行する

C:\Users\user_> docker run -d --rm --name nginx01 -p 80:80 nginx:mainline-alpine

完了後、上記のコマンドを入力し、Enterキーを押します。「docker run」コマンドでコンテナを実行します。「-d」コマンドでバックグラウンドで実行。「–rm」コマンドでコンテナが終了したら削除。「–name」コマンドでコンテナの名前を指定。今回は「nginx01」。「-p 80:80」コマンドでコンテナのポート80をDockerホストのポート80にマップ。「nginx:mainline-alpine」は、先程取得したDockerイメージ。

Enterキーを押すと、英文字と数字が羅列が出力されます。これでコンテナが実行されます。

C:\Users\user_>docker ps

実行後、上記のコマンドを入力し、Enterキーを押します。コンテナの情報を出力します。

Enterキーを押すと、今回のnginxコンテナが実行されていることが確認できました。

確認後、Webブラウザを起動し、ローカル・ループバック・アドレス（http://127.0.0.1:80）（自分自身のIPアドレス）をアドレスバーに入力し、アクセスします。

アクセスすると、「Welcome to nginx!」と表示されました。ちゃんとnginxが動いていることが確認できました。