Pythonを使用し、コンピュータのディスクまたはディレクトリの合計容量、使用済み領域、および空き領域を取得してみます。
なお、取得するために、shutilモジュールを使用します。shutilモジュールは、Pythonの標準ライブラリですので、事前にインストールする必要はありません。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■ディスクの合計容量、使用済み領域及び空き領域を取得する
では、早速ディスクの合計容量、使用済み領域及び空き領域を取得するスクリプトを書いていきます。
■コード
import shutil print(shutil.disk_usage("C:\\"))
インポートでshutilモジュールを呼び出します。呼び出した後に、ディスクの合計容量、使用済み領域及び空き領域を取得するために、shutil.disk_usage()でコンピュータのディスクを指定します。今回はCドライブのディスク容量を確認するために「C:\\」と指定しています。
■実行
今回のスクリプトを「get_diskcapacity_info.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
usage(total=478927642624, used=219405045760, free=259522596864)
実行してみると、合計容量(total)、使用済み領域(used)及び空き領域(free)が出力されることを確認できました。
■ディスク使用率を取得する
次に指定したドライブのディスク使用率を取得してみます。
■コード
import shutil def formatSize(bytes): try: #bytes単位設定 bytes = float(bytes) kb = bytes / 1024 except: return "エラーが発生しました" if kb >= 1024: #MB単位設定 M = kb / 1024 if M >= 1024: #GB単位設定 G = M / 1024 return "%.2fG" % (G) else: return "%.2fM" % (M) else: return "%.2fkb" % (kb) #ドライブのディスク指定 usage = shutil.disk_usage("C:\\") #空き領域を取得 free_space = formatSize(usage[2]) #出力 print(free_space)
今回はCドライブのディスク使用率(空き領域)を取得してみます。
■実行
「get_diskcapacity_info.py」のスクリプトを変更し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、Cドライブのディスク使用率(空き領域)が、「G(GB)・ギガバイト」で出力されることを確認できました。
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