Pythonでpyowmを使用し、現在の天気を検索し詳細を取得してみます。
今回は、pyowmというライブラリを使用します。このライブラリはPythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。また、このライブラリを使用する際に、OpenWeatherMapのAPIキーを発行する必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■pyowmを使用し現在の天気を検索し詳細を取得する
では、早速pyowmを使用し現在の天気を検索し詳細を取得するスクリプトを書いていきます。
■コード
from pyowm import OWM owm =OWM("OpenWeatherMapのAPIキー(無料プランでOK)") mgr = owm.weather_manager() observation = mgr.weather_at_place("Osaka,JP") w = observation.weather print(w.detailed_status)
現在の天気を検索し詳細を取得するために、pyowmからOWMをインポートを呼び出します。
その後、owmという変数を作成し、その中でOWM()を使用します。スクリプトを実行する際に、エントリーポイントを決めないといけないので、この際にOpenWeatherMapのAPIキーを渡します。
次に、OpenWeatherMapのAPIからデータの取得するために、weather_manager()を使用します。
そして、weather_at_place()で天気データを取得するために必要な場所を括弧内に引数,パラメータとして渡します。今回は「Osaka,JP(大阪,日本)」と指定しています。
これでOpenWeatherMapのAPIを利用し、指定した場所の現在の天気を検索し、データを取得し、wという変数に取得したデータを格納します。
格納後、今回は取得したデータから「detailed_status(現在の天気の状態)」をprint()関数で出力します。
■実行・検証
このスクリプトを「open_weather.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、pyowmを使用し、OpenWeatherMapから、指定された場所の現在の天気を検索し、現在の天気の状態である「broken clouds(壊れた雲,間に青い空を見ることができるギャップのある雲)」を出力させることができました。
コメント