PHPでvar_dump()関数を使用してみます。
var_dump()関数は、PHPの組み込み関数です。変数に関する情報を出力します。この情報には、変数のデータ型と値が含まれます。
■環境
・Windows10
・WampServer Version 3.2.3 64bit
・PHP Version 7.3.21
■変数の値が数値の場合
PHPで変数の値が数値の場合にvar_dump()関数を使用してみます。
■コード
<?php
$x = 123;
var_dump($x);
echo "<br>";
$y = 123.4;
var_dump($y);
echo "<br>";
?>
今回はxという変数に「123」という整数を代入します。代入後、var_dump()関数を使用し、括弧内にxという変数を指定し、変数に関する情報を出力します。
さらにもう1つyという変数に「123.4」という浮動小数点数を代入します。代入、同じようにvar_dump()関数を使用し、yという変数を指定し、変数に関する情報を出力してみます。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、var_dump()関数を使用し、xという変数を指定した方は、「int」と出力されました。これはxという変数に代入した値(整数)が「整数(int)型の値である」ということを意味しています。
またvar_dump()関数を使用し、yという変数を指定した方は、「float」と出力されました。これはyという変数に代入した値が「float(浮動小数点)型の値である」ということを意味しています。
■変数の値が文字数の場合
では、次にPHPで変数の値が文字数の場合にvar_dump()関数を使用してみます。
■コード
<?php
$txt = "こんにちは、世界!";
var_dump($txt);
echo "<br>";
?>
txtという変数に「こんにちは、世界!」という文字列を代入します。代入後、var_dump()関数を使用し、括弧内にtxtという変数を指定し、変数に関する情報を出力します。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、「string」と出力されました。これはtxtという変数に代入した文字列が「string(文字列)型の値である」ということを意味しています。なお、最後の「(length=27)」というのは、「こんにちは、世界!」という文字列をUTF-8のバイト数でカウントした場合の数です。
■変数の値が論理値の場合
では、次にPHPで変数の値が論理値の場合にvar_dump()関数を使用してみます。
■コード
<?php
$logic= true;
var_dump($logic);
echo "<br>";
?>
logicという変数の値に「true」を代入します。代入後、var_dump()関数を使用し、括弧内にlogicという変数を指定し、変数に関する情報を出力します。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、「boolean」と出力されました。これはtxtという変数に代入した文字列が「boolean(論理値)の”true(真)”である」ということを意味しています。
■変数の値が配列の場合
では、次にPHPで変数の値が配列の場合にvar_dump()関数を使用してみます。
■コード
<?php
$color= array("Red","Blue","Black","White");
var_dump($color);
echo "<br>";
?>
colorという変数の値にarray()と記述し、その中に文字列を代入します。これで配列の作成は完了です。完了後、var_dump()関数を使用し、括弧内にcolorという変数を指定し、変数に関する情報を出力します。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、今回配列の中に入れた文字列の順番や文字列が「string(文字列)型」などの情報が出力されました。
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