Pythonでarrowを用いて現在の時刻を別のタイム ゾーンに変換してみます。
今回はarrowを用います。このライブラリ・モジュールはPythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■arrowを用いて現在の時刻を別のタイム ゾーンに変換する
では、早速arrowを用いて現在の時刻を別のタイム ゾーンに変換するスクリプトを書いていきます。
■コード
import arrow current_time_tokyo = arrow.utcnow().to("Asia/Tokyo") print(current_time_tokyo)
まずはimportでarrowを呼び出します。呼び出したあとに、current_time_tokyoという変数を定義します。定義後、この変数内でarrow.utcnow()を用います。これで、現在の協定世界時 (UTC)時刻で「now(現在)」を表すArrowオブジェクトが構築されました。構築後、さらに”.(ドット)”を用いて、to()を使用します。括弧内には、変換するタイム ゾーンを渡します。今回は「Asia/Tokyo(日本標準時)」を渡します。これで現在の時刻をタイム ゾーンに変換し、current_time_tokyo変数に格納されます。
格納後、current_time_tokyo変数内の情報をprint()を用いて出力してみます。
■実行・検証
このスクリプトを「arr_data_tokyo.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、arrow.utcnow()を用いて現在の協定世界時 (UTC)時刻を取得し、さらにto()でこの時刻を指定したタイム ゾーンに変換し、出力させることができました。
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