斜めに投げられた物体に関するpythonプログラムを作ってみます。
物体が斜めに投げられる場合、水平方向と鉛直方向の速度が影響します。水平方向の速度を Vx 、鉛直方向の速度を Vy とし、初速度 V0 の物体が角度 θ で斜めに投げられるとします。以下の式を使用して、物体の位置を時間と共に計算します。
ここで、x は水平方向の位置(メートル)、 y は鉛直方向の位置(メートル)、 t は時間(秒)です。
■今回の環境(Python)
今回のPythonは、バージョン3.10.12を用いる。(なお、Google Colaboratory(Google Colab)を使用。)
■斜めに投げられた物体に関するpythonプログラム
今回は初速度 m/s で、角度 で斜めに投げられた物体の高度を時間と共に計算し、0 になる時間を求めるプログラムを作ってみます。プログラムを実行後、物体が地上に戻る時間を計算します。
■コード
import math # 初速度 (m/s) v0 = 20 # 投げる角度 (度) theta = 30 # 重力加速度 (m/s²) g = 9.81 # 角度をラジアンに変換 theta = math.radians(theta) # 初速度を水平方向と鉛直方向の速度に分解 vx = v0 * math.cos(theta) vy = v0 * math.sin(theta) # 物体が地上に戻る時間を計算 t = (2 * vy) / g # 結果を表示 print("物体が地上に戻る時間は {:.2f} 秒です。".format(t))
■検証、確認
作成したコードは、Google Colaboratoryの新しいノートブック上のセルにコードを記述します。その後「セルを実行」ボタンをクリックします。
先に答えを書くと「2.04 秒」となります。クリック後、Google Colaboratory上で処理された計算結果を確認すると「物体が地上に戻る時間は 2.04 秒です。」と出力させることができました。
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