PHPのarray_change_key_case()関数を使用し配列内の全てのキーを小文字または大文字に変更してみます。
array_change_key_case()関数は、配列内の全てのキーを小文字または大文字に変更することができます。
戻り値は、キーが小文字または大文字の配列を返します。配列が配列でない場合はFALSE（偽）を返します。
■基本的な構文
array_change_key_case(array, case)
arrayは、 キーを小文字または大文字に変更する配列を指定します。
caseは、キーを小文字または大文字にするかを指定できます。オプションです。
既定値は「CASE_LOWER」で、キーを小文字に変更できます。「CASE_UPPER」はキーを大文字に変更できます。
■環境
・Windows10
・XAMPP 8.0.6
・PHP Version 8.0.6
■PHPのarray_change_key_case()関数を使用し配列内の全てのキーを小文字または大文字に変更
では、PHPのarray_change_key_case()関数を使用し配列内の全てのキーを小文字または大文字に変更するスクリプトを書いていきます。
■コード
<html lang="ja">
<head>
<title>array_change_key_case()関数を使用し配列内の全てのキーを小文字または大文字に変更する</title>
</head>
<body>
<?php
$str = array("apple"=>"1","lemon"=>"2","strawberry"=>"3");
print_r(array_change_key_case($str,CASE_UPPER));
?>
</body>
</html>今回は、strという変数を宣言し、その中でarray()関数を使用します。array()関数内の引数,パラメーターとして、キーと値（文字列）をセットにして渡します。これで配列が作成されます。
作成後、array_change_key_case()関数を使用します。array_change_key_case()関数の括弧内の第1の引数,パラメーターには、str変数を渡します。第2の引数,パラメーターには、「CASE_UPPER」を渡します。渡された情報を元に、配列内のキーが大文字に変更され返されます。
返された配列をprint_r()関数で出力します。
■実行
では、このスクリプトを「allkeys_lowercase_uppercase.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、array_change_key_case()関数を使用したことで、str変数内のキー全てが小文字から大文字に変更され、print_r()関数で出力させることができました。
■日本語の場合
出力後、配列のキーと値が日本語の場合はどうなるのかやってみます。
■コード
<html lang="ja">
<head>
<title>array_change_key_case()関数を使用し配列内の全てのキーを小文字または大文字に変更する</title>
</head>
<body>
<?php
$str = array("あ"=>"有明海","富士"=>"静岡","い"=>"遺産");
print_r(array_change_key_case($str,CASE_UPPER));
?>
</body>
</html>■実行
「allkeys_lowercase_uppercase_2.php」というスクリプトを実行させてみると、str変数内のキー全ては大文字、小文字に変更されずに出力されました。そもそも漢字,ひらがなには大文字と小文字が存在しないので、変更しようがありません。なお、このスクリプトでarray_change_key_case()関数を使用しましたが、エラーが発生することはありませんでした。
コメント