PHPのarray_push()関数を使用し1つ以上の要素を配列の最後に挿入してみます。
array_push()関数は、1つ以上の要素を配列の最後に挿入することができます。値を1つだけ、もしくは必要な数の値を追加することができます。
要素を配列の最後に挿入すると、配列に文字列キーが既に存在する場合でも、追加した値には数値キーが追加され、キーと値がセットになります。
戻り値は、配列内の新しい要素数を返します。
■基本的な構文
array_push(array, value1, value2, value3 ...)
arrayは、要素を挿入する配列を指定します。
value1,value2,value3…は、追加する値を指定します。オプションですが、PHPのバージョン7.3以降では必須となります。
■環境
・Windows10
・XAMPP 8.0.6
・PHP Version 8.0.6
■PHPのarray_push()関数を使用し1つ以上の要素を配列の最後に挿入する
では、PHPのarray_push()関数を使用し1つ以上の要素を配列の最後に挿入するスクリプトを書いていきます。
■コード
<html lang="ja">
<head>
<title>array_push()関数を使用し1つ以上の要素を配列の最後に挿入する</title>
</head>
<body>
<?php
$str = array("田村","村上");
array_push($str,"田中","松本");
print_r($str);
?>
</body>
</html>今回は、strという変数を宣言し、その中でarray()関数を使用します。array()関数内の引数,パラメーターとして、値（文字列）を渡します。これで配列が作成されます。
作成後、array_push()関数を使用します。array_push()関数の括弧内には、第1の引数,パラメーターとしてstr変数を渡します。第2の引数,パラメーター以降は、配列の最後に挿入する値を渡します。渡された情報を元にstr変数内の配列に値が挿入されて返されます。
返された状態の配列（str変数）をprint_r()関数で出力します。
■実行
では、このスクリプトを「insert_ele_the_end_array.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、array_push()関数を使用したことで、str変数内の配列に値が挿入。値が挿入された状態の配列をprint_r()関数で出力させることができました。挿入された値を確認すると、数値キーが追加されていることが確認できます。さらに追加された数値キーは「0」から始まらず、既に配列内に存在する数値キーにあわせて途中から整数が割り振られます。
■配列に文字列キー（日本語キー）が既に存在する場合
次に、配列に文字列キー（日本語キー）が既に存在する場合はどうなるのかやってみます。
■コード
<html lang="ja">
<head>
<title>array_push()関数を使用し1つ以上の要素を配列の最後に挿入する</title>
</head>
<body>
<?php
$str = array("た"=> "田村", "む"=>"村上");
array_push($str,"田中","松本");
print_r($str);
?>
</body>
</html>■実行
では、このスクリプトを「insert_ele_the_end_array_2.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、array_push()関数を使用したことで、str変数内の配列に値が挿入されました。配列を確認してみると、文字列キー（日本語キー）が既に存在していますが、あとから挿入された値は、数値キーが「0」から整数が割り振られていることが確認できました。
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