Pythonでdataclass モジュールを使用しデータを格納してみます。
dataclass モジュールは、Python 3.7より導入されたデータを格納するための特別な構造化クラスを作成するユーティリティツール。
■Python
今回は、Google Colaboratoryを用います。Google ColaboratoryのPythonのバージョンは、記事作成時点では「3.7.13」となっています。
■dataclass モジュールを使用しデータを格納する
では、dataclass モジュールを使用しデータを格納してみます。
■コード
from dataclasses import dataclass
@dataclass
class fruits:
title: str
number: int
data_object = fruits("バナナ",1)
print(data_object)「from import」でdataclassesのdataclassを呼び出します。その後、「@dataclass」でデコレータを使う。
今回はfruits（フルーツ）というクラスを宣言し、クラスのインスタンスを作成します。（クラスのオブジェクト）。今回はまずtitleというクラス内の変数（属性）に値を格納するために、「str,文字列型」を指定します。次にnumberというクラス内の変数（属性）に値を格納するために、「int,整数型」を指定します。
格納後、クラスは、オブジェクトを作成するためのテンプレート（設計図）ですので、data_objectという変数を用意し、その中でfruits()を用います。括弧内には、第1の引数,パラメータとしてstr（文字列）である「バナナ」を渡します。次に第2の引数,パラメータとしてint（整数）である「1」を渡します。これでdataclassというオブジェクトが作成され、データが格納されました。
最後に、data_objectにアクセスし、格納されているデータを取得し、print()で出力してみます。
■実行・検証
このセルを保存し、Google Colaboratory上で、セルを実行してみます。
実行してみると、data_object（作成したオブジェクト）にアクセスし、データを格納するための特別な構造化クラス内のデータをprint()で出力させることができました。
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