Pythonでset型(集合型)のintersection_update()関数を使用してみます。
intersection_update()関数は、両方のset型(集合型)に存在しない要素(アイテム)を削除することができます。両方のset型(集合型)と書きましたが、3つ以上のset型(集合型)の間で比較される場合は全てのset型(集合型)に存在しない要素(アイテム)が削除されます。
■基本的な構文
set.intersection_update(set1,set2,set3...etc)
set1は、同一の要素(アイテム)を検索するset型(集合型)を指定します。
set2,set3…etcは、均等の要素(アイテム)を検索するためにset型(集合型)を指定します。指定する際は、好きな数のset型(集合型)を指定することができます。指定する際は、set型(集合型)はカンマで区切ります。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■両方のset型(集合型)に存在しない要素(アイテム)を削除する
では、今回はset型(集合型)のintersection_update()関数を使用し、両方のset型(集合型)に存在しない要素(アイテム)を削除するスクリプトを書いていきます。
■コード
set_1 = {"apple", "banana", "lemon"} set_2 = {"dragonfruit", "strawberry", "apple"} set_1.intersection_update(set_2) print(set_1)
今回は、”{ }” (中括弧)を使用し、set_1,set_2というset型(集合型)を作成します。
作成後、set型(集合型)の中に文字列(要素,アイテム)を格納します。
格納後、set_1というset型(集合型)に対してintersection_update()関数を使用します。関数の括弧内には、引数,パラメータとして、set_2というset型(集合型)を渡します。これでset_1とset_2の両方に存在しない文字列(要素,アイテム)が削除されます。
削除後、set_1というset型(集合型)の中身をprint()関数を使用し出力します。
■実行・検証
スクリプトを作成後、このスクリプトを実行してみます。
実行してみると、intersection_update()関数を使用したことで、set_1,set_2というset型(集合型)にの両方に存在しない文字列(要素,アイテム)が削除され、削除された状態のset_1をprint()関数で出力させることができました。削除された状態のset_1には、今回set型(集合型)に格納した「apple」のみが削除されずに残っていることを確認できました。
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