Pythonでissubset()関数を使用しset内のすべての要素が指定されたset内に存在するか確認してみます。setとは、集合を表すデータ型です。
issubset()関数は、set内のすべての要素が指定されたset内に存在する場合はTrue(真)を、そうでない場合(存在しない場合)はFalse(偽)を返します。
■基本的な構文
set_1.issubset(set_2)
set_2は、set_1内のすべての要素が、存在するかどうか確認するためのsetを指定します。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■issubset()関数を使用しset内のすべての要素が指定されたset内に存在するか確認する
では、issubset()関数を使用しset内のすべての要素が指定されたset内に存在するか確認してみます。
■コード
set_1 = {"田中", "鈴木", "横尾"} set_2 = {"森本","田中","近藤"} if set_1.issubset(set_2): print("set_1のすべての要素がset_2に存在する") else: print("set_1のすべての要素がset_2に存在しない")
set内のすべての要素が指定されたset内に存在するか確認するために、波括弧( {} )で各要素を囲み、set型を作成します。今回は、set_1と、set_2というset型を作成。
作成後、if文を使用し、条件としてissubset()関数を使用します。今回はset_1のすべての要素がset_2に存在するかを確認しますので、issubset()関数の括弧内に引数,パラメータとして、set_2を渡します。
これで条件を満たす場合(True・真)であれば、print()関数で「set_1のすべての要素がset_2に存在する」という文字列が出力され、else,条件を満たさない場合(False・偽)であれば、print()関数で「set_1のすべての要素がset_2に存在しない」と出力されます。
■実行・検証
このスクリプトを実行してみます。
実行してみると、issubset()関数を使用したことで、set_1のすべての要素が、set_2に存在するかどうかが確認され、結果が返されます。今回はset_2内には1つの要素が、set_1と共通していますが、それ以外は共通していないので、else,条件を満たさない場合となり、print()関数で「set_1のすべての要素がset_2に存在しない」と出力されました。
なお、set内のすべての要素が指定されたset内に”全て”存在しない場合は、False(偽)を返します。
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