mathモジュールのfloor()関数は、必要に応じて数値を最も近い整数に切り捨てる(小数点以下を切り捨てる)ことができますので、やってみます。
floor()関数の戻り値は、切り捨てられた数値を表す値を返します。Python 3+では、int型。Python 2.xではfloat型。
なお、mathモジュールは、Pythonの標準ライブラリですので、事前にインストールする必要はありません。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■floor()関数を用いて必要に応じて数値を最も近い整数に切り捨てる
では、早速floor()関数を用いて、必要に応じて数値を最も近い整数に切り捨てみます。
■コード
import math x_1 = 55.7 x_2 = -11.5 print(math.floor(x_1)) print(math.floor(x_2))
今回は、x_1とx_2という2つの変数を定義し、その中に数値をそれぞれ格納します。
格納後、floor()関数を使用します。floor()関数の括弧内には、引数,パラメータとして、数値を格納した変数を渡します。渡された情報を元に、最も近い整数に切り捨てられ、結果が返されます。
返された結果をprint()関数で出力します。
■実行
このスクリプトを実行してみます。
実行してみると、x_1とx_2の変数に格納した数値が、floor()関数を使用したことで、最も近い整数に切り捨てる(小数点以下を切り捨てる)ことができ、整数をprint()関数で出力することができました。
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