Pythonでのnot演算子の使用について解説しています。
not演算子(オペレータ)は、否定を実装するブール演算子または論理演算子のことです。英語のnotでも「~ではない」、「~しない」と否定を意味します。
not演算子は、1つのオペランドのみを取ります。オペランドは、式を構成する要素(数値、変数、ユーザー定義のオブジェクト等)です。
notを用いることで、オペランドの真理値(命題の真偽を示す値)を反転させることができます。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■not演算子を用いて論理否定演算を行う
では、not演算子を用いて論理否定演算を行ってみます。
■コード
a = True b = not a print('a変数内は',a,':b変数内は',b)
今回はa変数を定義し、その中にTrue(真)を格納します。格納後、b変数を定義し、その中でnot演算子を用いて、a変数内のTrue(真)の否定を実装してみます。
最後にa変数とb変数内の値をprint()関数で出力します。
■実行・検証
このコードを実行します。
実行してみると、b変数内のnot演算子を用いた方は、否定が実装されましたので、「False(偽)」がprint()関数で出力されることが確認できました。
■not演算子を用いて「False(偽)」を否定する
では、次にnot演算子を用いて「False(偽)」を否定の実装を行います。
■コード
a = False c = not a print('a変数内は',a,':c変数内は',c)
今度はa変数を定義し、その中にFalse(偽)を格納します。格納後、b変数を定義し、その中でnot演算子を用いて、a変数内のFalse(偽)の否定を実装してみます。
そしてa変数とb変数内の値をprint()関数で出力します。
■実行・検証
このコードを実行します。
実行してみると、c変数内のnot演算子を用いた方は、否定が実装されましたので、先程とは逆,反転しましたので「True(真)」がprint()関数で出力されることが確認できました。
コメント