PythonでCurrencyConverterを使用し通貨換算(為替レート計算)する。
CurrencyConverter(https://pypi.org/project/CurrencyConverter/)は、ユーロ圏19か国の金融政策を担う欧州中央銀行のデータを使用した通貨換算(為替レート計算)のライブラリです。
欧州中央銀行のデータを使用していますので、他の通貨換算(為替レート計算)とは出力される値が異なる場合があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■CurrencyConverterをインストールする
CurrencyConverterをインストールを行いますが、今回はpipを経由してインストールを行うので、まずWindowsのコマンドプロンプトを起動します。
pip install CurrencyConverter
起動後、上記のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
なお、今回は、pythonランチャーを使用しており、Python Version 3.8.5にインストールを行うために、pipを使う場合にはコマンドでの切り替えを行います。
py -3.8 -m pip install CurrencyConverter
切り替えるために、上記のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
Defaulting to user installation because normal site-packages is not writeable Collecting CurrencyConverter Downloading CurrencyConverter-0.16.2-py2.py3-none-any.whl (524 kB) |████████████████████████████████| 524 kB 930 kB/s Installing collected packages: CurrencyConverter Successfully installed CurrencyConverter-0.16.2
Enterキーを押すと、インストールが開始され、上記のように「Successfully installed」と表示されます。これが表示されれば、CurrencyConverterが正常にインストールされたことになります。
今回は、CurrencyConverterのバージョン0.16.2をインストールしました。
■通貨換算(為替レート計算)する
インストール後、CurrencyConverterを使用し、通貨換算(為替レート計算)するスクリプトを書いていきます。
from currency_converter import CurrencyConverter c = CurrencyConverter() print(c.convert(1, 'JPY', 'USD'))
インポートでCurrencyConverterを呼び出します。
その後に、CurrencyConverter()関数をc変数に格納します。格納後、c.convert()関数を使用します。c.convert()関数の括弧内の第1の引数,パラメーターには、合計額を渡します。第2の引数,パラメーターには、現在手元にある通貨を渡します。今回は「JPY/日本円」と指定します。
第3の引数,パラメーターには、換算したい通貨を渡します。今回は「USD/米ドル」と指定します。
最後に通貨換算(為替レート計算)された値をprint()関数で出力します。
■実行
このスクリプトを「c_converter.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、通貨換算(為替レート計算)されたものが出力されることが確認できました。
■レートの日付を変更する場合
■コード
from currency_converter import CurrencyConverter from datetime import date c = CurrencyConverter() print(c.convert(1, 'JPY', 'USD',date=date(2021, 6, 15)))
レートの日付を変更する場合は、c.convert()関数を使用する際に、括弧内に引数,パラメーターとして、「date=date(2021, 6, 15)」と日付を渡すことで、変更することができます。
この時、Pythonの標準ライブラリであるdatetimeモジュールをインポートで呼び出す必要があります。
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