Pythonで重複した要素を取り除いた後にリストをソートする関数を定義する

Pythonで重複した要素を取り除いた後にリストをソートする関数を定義し、実装してみます。

■今回の環境（Python）

Google Colaboratory(Google Colab),記事作成時点ではPython 3.9.16が用いられる。

■重複した要素を取り除いた後にリストをソートする関数の定義する

では、リスト内の重複した要素を取り除いた後にソートする関数を定義するために、コードを書いていきます。

■コード

def unique_sorted(lst):
    unique_lst = list(set(lst))
    unique_lst.sort()
    return unique_lst

lst = [9, 2, 7, 7, 0, 3, 5, 4, 2, 2]
new_lst = unique_sorted(lst)
print(new_lst)

今回はまずdef文を用いてunique_sorted()という関数を定義します。括弧内には第1の引数,パラメータとしてlstを設定します。設定後、関数が呼び出された時の処理として、unique_lstという変数を定義し、その中でlstで受け取ったリストに対してset()を用います。これでリストを元にしたセット（集合）が作成され、リストから重複する要素を除外されました。その後、さらにlist()を用います。リストを元にしたセット（集合）をリストにし、unique_lst内に格納。そして、unique_lstに対して(.)ドット演算子を用いてsort()を使い、リストを昇順にソートします。ソート後、returnとして返すunique_lstを返すという処理になります。

関数を定義後、角括弧”[ ]”を用いてlstというリストを定義し、その中に要素（数値）を格納します。格納後、new_lstという変数を定義し、その中でunique_sorted()を呼び出します。その時に括弧内に引数,パラメータとして第1の引数,パラメータにlstのリストを渡します。これでunique_sorted()の処理が実行され結果が返されます。結果がnew_lstに格納。

最後にnew_lst内の情報を出力します。

■実行・検証

このコード（セル）を保存し、Google Colaboratory上で、セルを実行してみます。

実行してみると、重複した要素を取り除いた後にリストをソートする関数を呼び出し、リスト内の重複する要素を削除し、さらに重複する要素が削除されたリストを昇順にソートし結果をprint()で出力させることができました。