PillowモジュールでPythonで画像の属性を取得してみます。
Pillowモジュールを使うことで、サイズ、高さ、幅、ファイル名、形式(jpg、pngなど)等の画像の属性を取得、または抽出することができます。
Pillowモジュールは、Pythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.2」を使用しています。(Windows10)
■画像を用意する
PillowモジュールでPythonで画像の属性を取得する前に、まず属性を取得する画像を用意します。
今回は「forest_sample.jpg」の森林の画像を用意しました。
保存されている場所は「C:\Users\user\test(フォルダパス)」です。
■Pillowモジュールを使用し、Pythonで画像の属性を取得する
画像の用意ができましたので、Pillowモジュールを使用し、Pythonで画像の属性を取得するスクリプトを書いていきます。
■コード
from PIL import Image image1 = Image.open(r'C:\Users\user\test\forest_sample.jpg') #画像の幅と高さ print(image1.size) #ファイル名 print(image1.filename) #ファイルのタイプ・形式 print(image1.format) #ファイル形式の説明 print(image1.format_description)
インポートでPillowモジュールのImageを呼び出します。呼び出した後にimage1という変数を作成し、Image.open()で、今回用意した画像の読み込みを行います。
その後、読み込んだ画像の属性を取得します。
image1.sizeで画像の幅と高さの属性が取得できます。
image1.filenameでファイル名を取得できます。image1.formatでファイルのタイプを取得できます。
image1.format_descriptionでファイル形式の説明を取得できます。
読み込んだ画像の属性は、それぞれprint関数で出力してみます。
■実行
今回書いたスクリプトは、「get_image_attributes.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、今回用意した画像の属性は、画像の幅と高さが「640,426」で、ファイル名は「forest_sample.jpg」、ファイルのタイプが「JPEG」、ファイル形式の説明が「ISO 10918」であることが取得できました。
コメント