Pythonでhashlibを用いてSHA-256(Secure Hash Algorithm 256)でデータをハッシュする

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Pythonでhashlibを用いてSHA-256(Secure Hash Algorithm 256)でデータをハッシュしてみます。

SHA-256(Secure Hash Algorithm 256)は、メッセージ、ファイル、データの完全性検証に使用される暗号化ハッシュアルゴリズム(または関数)であり、ハッシュ関数のSHA-2ファミリーの一部。256ビットのキーを使用し、データの一部を取得し、固定長の新しい認識できないデータ列に変換するために使用される。なお、SHA-256はMD5やSHA-1よりも安全なハッシュ関数である。

今回はhashlibモジュールを用います。このライブラリ・モジュールは、Pythonの標準ライブラリですので、事前にインストールする必要はありません。

■Python

今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)

■hashlibを用いてSHA-256(Secure Hash Algorithm 256)でデータをハッシュする

では、早速、hashlibを用いてSHA-256(Secure Hash Algorithm 256)でデータをハッシュするスクリプトを書いていきます。

■コード

import hashlib

hash_object256 = hashlib.sha256()

hash_object256.update(b"data20305685,Osaka,Japan")

hex_test = hash_object256.hexdigest()

print(hex_test)

importでhashlibモジュールを呼び出します。その後にhash_object256という変数を定義し、hashlib.sha256() を用いて、SHA-256(Secure Hash Algorithm 256)ハッシュアルゴリズムをhash_object256変数に格納します。

格納後、hash_object256変数に対して、update()を用います。括弧内には暗号化するテキストを渡します。これでハッシュオブジェクトをテキストで更新します。

更新した後に、hex_test変数を定義し、その中でhash_object256変数に対してhexdigest()を用いて16進形式文字列を返します。返された文字列がhex_test変数内に格納されます。

格納後、hex_test変数内の情報をprint()で出力します。

■実行・検証

このスクリプトを「sha256_h.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。

実行してみると、hashlibを用いてデータをSHA-256(Secure Hash Algorithm 256)ハッシュアルゴリズムを用いて暗号化し、暗号化されたものをprint()で出力させることができました。

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