Pythonでappendleft()を用いてDeque (両端キュー)の左端に値を挿入する

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Pythonでappendleft()を用いてDeque (両端キュー)の左端に値を挿入してみます。

この記事は「Pythonでappend()を用いてDeque (両端キュー)の右端に値を挿入する」という記事の続きとなります。

なお、Deque (両端キュー)の作成のために、collectionsモジュールを用いますが、これはPythonの標準ライブラリとなっていますので、事前にインストールする必要はありません。

■Python

Google Colaboratory(Google Colab),2022年11月27日現在、Python 3.7.15を使用している。

■appendleft()を用いてDeque (両端キュー)の左端に値を挿入する

では、早速appendleft()を用いてDeque (両端キュー)の左端に値を挿入するスクリプトを書いていきます。

■コード

from collections import deque

test = deque([1, 2, 3, 4],maxlen=5)

test.appendleft(10)

print(test)

作成する場合は、「from import」を用いてcollectionsモジュールで使用できるDequeを呼び出します。呼び出した後に、testという変数を定義し、その中でdeque()を用います。これでDequeを作成できましたので、第1の引数,パラメータとして、4つの数値が格納されたリスト(イテラブル(Iterable))を渡し、第2の引数,パラメータとして、リストに格納するオブジェクトの最大数を設定するために、括弧内に「maxlen」引数,パラメータを渡します。今回は「5」とします。

その後、test変数に対してappendleft()を用います。括弧内の引数,パラメータとして「10」という値を渡します。これでDequeの左端に指定した値が挿入されます。

挿入した後に、test変数内の情報をprint()で出力させます。

■実行・検証

では、セルを保存し、実行してみます。

実行してみると、print()を用いたことで、作成されたDeque (両端キュー)が出力され、左端に指定した値が挿入されていることが確認できました。

■格納するオブジェクトの最大数がMAXの場合にappendleft()を用いる

確認後、「maxlen」引数,パラメータで設定した格納するオブジェクトの最大数がMAXの場合に、appendleft()を用いるとどうなるのかやってみます。

■コード

from collections import deque 

test = deque([1, 2, 3, 4, 5],maxlen=5)

test.append(100)

print(test)

deque()を用いた場合に、5つの数値が格納されたリスト(イテラブル(Iterable))を渡し、リストに格納するオブジェクトの最大数を「5」に設定します。設定後、appendleft()を用います。括弧内の引数,パラメータとして「100」という値を渡します。これでDequeの左端に指定した値が挿入されます。

最後にprint()でDequeを出力させます。

■実行・検証

では、セルを保存し、実行してみます。

実行してみると、格納するオブジェクトの最大数が「5」に設定されているため、格納数がMAXとなり、いっぱいとなったため、末尾の値が削除され、appendleft()で追加した値が最初に追加されていることを確認できました。

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