PythonのHash table(ハッシュテーブル)について解説しています。
Hash table(ハッシュテーブル)は、キーと値のペアの形式でデータを格納するデータ構造の1つです。辞書(dict)型を使用し実装されます。辞書を定義した場合に、キーと値のペアを格納しますが、このデータ(キーと値)を格納するために使用されます。
また、データ構造内の全ての値には、ハッシュ関数を介して生成される重複しないキーがあります。これにより、Hash table(ハッシュテーブル)に存在する値の数に関係なく、Hash table(ハッシュテーブル)のデータ、または値に即座にアクセスすることが可能です。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■Hash table(ハッシュテーブル)の例と、辞書の値へのアクセス
では、Hash table(ハッシュテーブル)の例と、辞書の値へのアクセスを実際に行ってみます。
■コード
d_test = {'田中':'大阪','鈴木':35,'佐藤':'北海道'} print("d_test['田中']:",d_test['田中']) print("d_test['鈴木']:",d_test['鈴木']) print("d_test['佐々木']:",d_test['佐々木'])
今回は、d_testという辞書を波括弧”{ }”を用いて定義します。定義した辞書内には、キーと値を”:”(コロン)を用いて記述し、辞書に格納します。
その後、辞書の値へのアクセスするために、定義した辞書の名前を指定し、角括弧”[ ]”を用いて、格納したキーの名前を指定します。これで値へ素早くアクセスすることができます。
アクセスし取得した値をprint()関数で出力します。
■実行・検証
スクリプトを作成後、このスクリプトを実行してみます。
実行してみると、今回定義した辞書内のデータ(キーと値のペア)を、指定したキーで素早くアクセスすることができました。なお、定義した辞書内のデータ(キーと値のペア)で、存在しないキーを指定しアクセスすると「KeyError」となり、アクセスすることはできない。
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