Pythonのjson.dumps()を用いてタプルを含む辞書をJSONに変換してみます。
json.dumps()関数を用いることで、タプルを含む辞書をJSON形式に変換することができます。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■json.dumps()を用いてタプルを含む辞書をJSONに変換する
では、早速json.dumps()を用いてタプルを含む辞書をJSONに変換してみます。
■コード
import json data_test = { "id":("1","2","3"), "名前":("田中","佐々木"), "出身":("大阪府","京都府") } json_convert = json.dumps(data_test,indent=2,ensure_ascii=False) print(json_convert)
今回は、Pythonの標準モジュールであるjsonモジュールを呼び出します。その後、data_testという辞書を、波括弧”{ }”を用いて定義します。定義後、辞書内にコロン”: ”を用いてキーと値のペアを格納します。さらに、今回はタプルを定義しますので、キーと値の”値”の部分を、括弧”( )”を用いて定義します。タプル内には値を格納します。
格納後、json_convertという変数を定義し、json.dumps()関数を用います。関数の括弧には、第1の引数,パラメータとして、JSON形式に変換するdata_testを渡します。第2の引数,パラメータとして、JSON形式を整形して出力するためにインデントのスペース数を指定します。第3の引数,パラメータとして、jsonモジュールではエンコード機能にensure_asciiというオプションがあり、デフォルトではTrueとなっているため、非ASCII文字を全て “\uXXXX”(文字化け)という形にエスケープされますが、今回は漢字等を含みますので、エスケープせずに出力させため、「False」と指定します。
これでタプルを含む辞書をJSON形式に変換され、変換されたものがjson_convertに格納されます。
最後にprint()関数でjson_convertの情報を出力します。
■実行・検証
スクリプトを作成後、このスクリプトを実行してみます。
実行してみると、今回定義したタプルを含む辞書を、json.dumps()関数を用い、JSON形式として出力させることができました。
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