PythonのDictDataBaseを用いて作成したファイルから辞書を読み取ってみます。
この記事は「PythonのDictDataBaseを用いてデータベースのファイルを作成する」の続きとなります。
今回はDictDataBaseを用います。このライブラリ・モジュールはPythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.10.9」を使用しています。(Windows11)(pythonランチャーでの確認)
■DictDataBaseを用いて作成したファイルから辞書を読み取る
では、早速DictDataBaseを用いて作成したファイルから辞書を読み取るスクリプトを書いていきます。なお、作成したデータベースファイルは、前回のものを利用します。
■コード
import dictdatabase as DDB tanaka = DDB.at("users", key="t_1").read() print(tanaka)
まずは、dictdatabaseモジュールをDDBという別名でインポートします。その後、tanakaという変数を定義します。DDBモジュール内のat関数を呼び出し、前回作成したデータベースの名前である”users”を第1の引数,パラメータとして指定し、第2の引数,パラメータとして辞書内のキーである「t_1」を指定します。さらに”.”(ドット演算子)を用いてread関数を呼び出します。これで辞書内の指定したキーとセットの値を読み取ることができます。読み取ったデータは、tanakaという変数に格納されます。
格納されたデータをprint関数で出力します。
■実行・検証
このスクリプトを「d_read.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、DictDataBaseを用いて作成したファイルから辞書を読み取り、読み取ったデータを出力させることができました。
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