PHPで多次元配列を使用(作成)してみます。作成した多次元配列の出力も行ってみます。
多次元配列は、1つ以上の配列を含む配列となります。多次元配列を初期化する場合は、配列の特定の位置、もしくはインデックスに「値、要素」を割り当てることで初期化できます。また、多次元配列の各要素は配列として使用することもでき、サブ配列内の各要素を配列として使用することもできます。
なお、PHPは、2次元配列や3次元配列、それ以上の多次元配列に対応していますが、深くなれば管理が難しくなります。
■環境
・Windows10
・WampServer Version 3.2.3 64bit
・PHP Version 7.3.21
■多次元配列を使用(作成)する
それでは、早速多次元配列を使用(作成)してみます。
■コード
<?php
$school_set = array(
array(
"組" => "1組",
"名前" => "小林",
),
array(
"組" => "2組",
"名前" => "田中",
),
array(
"組" => "3組",
"名前" => "山田",
)
);
echo "1組に在籍している人の名前は: ". $school_set[0]["名前"]
?>
今回はschool_setという変数を定義し、その中でarray()を使用し、配列を作成します。さらに作成した配列の中でarray()を使用し、配列を作成します。つまり、今回多次元配列ではありますが、2次元配列となります。この配列の中に「”組” => “1組”」といったようにキーと値(キー=>値)を入れます。
なお、school_setという変数、配列の中に配列を入れましたが、配列は上から順番に「0」、「1」、「2」、「3」とインデックスが自動的に割り振られます。
入れた後に、echo文で文字列の出力と、school_setという変数、配列の中の「0」番目の配列の”キー”を出力します。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、今回定義した変数、配列の中の配列で指定した配列のキーの値が出力できることを確認できました。
■print_r()関数を使用し変数内の情報を解りやすく出力する
次にprint_r()関数を使用し変数内の情報を解りやすく出力してみます。
■コード
<?php
$school_set = array(
array(
"組" => "1組",
"名前" => "小林",
),
array(
"組" => "2組",
"名前" => "田中",
),
array(
"組" => "3組",
"名前" => "山田",
)
);
print_r($school_set)
?>
先ほど同じようにschool_setという変数を定義し、その中に配列を作成。作成した配列にさらに配列を作成し、キーと値を入れます。
入れた後にprint_r()関数を使用しschool_setという変数の情報を出力してみます。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、school_setという変数の中の情報を出力することができました。
Array (
[0] => Array ( [組] => 1組 [名前] => 小林 )
[1] => Array ( [組] => 2組 [名前] => 田中 )
[2] => Array ( [組] => 3組 [名前] => 山田 ))
少しわかりにくいので、改行してみると、上記のように、school_setという変数内に配列(Array)が作成され、さらにその配列内に配列(Array)が作成されて[0]、[1]、[2]とインデックスが割り振られていることがわかります。
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