Pythonでarrowを用いて特定の時間単位での差分計算を行う

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Pythonでarrowを用いて特定の時間単位での差分計算を行ってみます。

今回はarrowを用います。このライブラリ・モジュールはPythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。

■Python

今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows11)

■arrowを用いて特定の時間単位での差分計算を行う

では、早速arrowを用いて特定の時間単位での差分計算を行うスクリプトを書いていきます。

■コード

import arrow

# 2つの日付の差分計算
date1 = arrow.get(2023, 7, 1, 12)  # 最初の日付
date2 = arrow.get(2023, 7, 1, 10)  # 2番目の日付

# 特定の時間単位での差分計算
diff_hours = (date1 - date2).total_seconds() / 3600
print("2つの日付の差分(時間単位):", diff_hours)

diff_minutes = (date1 - date2).total_seconds() / 60
print("2つの日付の差分(分単位):", diff_minutes)

diff_seconds = (date1 - date2).total_seconds()
print("2つの日付の差分(秒単位):", diff_seconds)

まずはArrowモジュールをインポートします。これにより、日付と時刻の操作に関する便利な関数とクラスが使用できるようになります。

「date1 = arrow.get(2023, 7, 1, 12)」と記述します。arrow.get()関数を使用して、指定した日付と時刻を表すArrowオブジェクト`date1`を作成します。引数には年、月、日、時(オプション)などを指定します。今回は例として「2023, 7, 1, 12」を記述しています。

次に「date2 = arrow.get(2023, 7, 1, 10)」と記述し、先ほど同様に、arrow.get()関数を使用して、もう一つのArrowオブジェクト`date2`を作成します。ここでは先ほど例とは異なる時刻を指定しています。

指定後、「diff_hours = (date1 – date2).total_seconds() / 3600」と記述し、2つの日付の差分を計算します。`date1 – date2`は、`date1`と`date2`の差分を表すArrowオブジェクトを返します。total_seconds()メソッドを使って差分を秒単位で取得し、3600で割ることで差分を時間単位で表します。

その後、「print(“2つの日付の差分(時間単位):”, diff_hours)」と記述し、計算した差分(時間単位)を表示します。同様に、`diff_minutes`と`diff_seconds`を計算し、それぞれ分単位と秒単位の差分を表示します。

■実行・検証

このスクリプトを「t_now_s.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。

実行してみると、Arrowモジュールを使用し2つの日付の差分を特定の時間単位(時間、分、秒)で計算し、結果を表示させることができました。

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