PandasにおけるDataFrameの文字列を大文字に変更してみます。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■DataFrameを作成する
DataFrameのインデックスを指定し行を削除する前に、DataFrameを作成します。
■コード
import pandas as pd data = { 'Name':['apple','banana','grape','peach'], 'Number':[10,20,30,40] } df = pd.DataFrame(data, columns =['Name','Number']) print(df)
インポートでPandasモジュールを呼び出します。dataという変数を作成し、その中に、今回は「Name」,「Number」という2つの行を追加し格納します。今回「Name」は全て小文字にしてあります。
格納後、dfという変数を作成し、pd.DataFrame()と記述し、格納したDataを元にDataFrameを作成。作成後、dfという変数に格納します。
■実行
このスクリプトを実行すると、作成したDataFrameが出力されます。
■DataFrameの文字列(小文字)を大文字に変更する
DataFrameが用意できましたので、DataFrameの文字列を大文字に変更するスクリプトを書いていきます。
■コード
import pandas as pd data = { 'Name':['apple','banana','grape','peach'], 'Number':[10,20,30,40] } df = pd.DataFrame(data, columns =['Name','Number']) df['Name'] = df['Name'].str.upper() print(df)
文字列を大文字に変更する際は、dfという変数を作成し、pd.DataFrame()と記述し、格納したDataを元にDataFrameを作成。その後に文字列を変更する列を指定します。今回は「Name」を指定しています。
指定後、str.upper()と記述します。これで文字列を大文字に変更することができます。
変更した後にprint関数でDataFrameを出力します。
■実行
このスクリプトを「change_character_string_2.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、文字列が大文字に変更され出力できることを確認できました。
■単語の最初の文字を大文字に変更する
では、次にDataFrame内の単語の最初の文字を大文字に変更してみます。
■コード
import pandas as pd data = { 'Name':['apple','banana','grape','peach'], 'Number':[10,20,30,40] } df = pd.DataFrame(data, columns =['Name','Number']) df['Name'] = df['Name'].str.title() print(df)
単語の最初の文字を大文字に変更するには、作成したDataFrameの列を指定し、str.title()と記述することで、変更できます。
■実行
このスクリプトを「change_character_string_3.py」という名前で保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、単語の最初の文字だけを大文字に変更することができました。
■単語の一文字を大文字に変更し、あとは小文字にする
では、次にDataFrame内の単語の一文字を大文字に変更し、あとは小文字にすることもできますので、やってみます。
■コード
import pandas as pd data = { 'Name':['apple','banana','grape','peach'], 'Number':[10,20,30,40] } df = pd.DataFrame(data, columns =['Name','Number']) df['Name'] = df['Name'].str.capitalize() print(df)
単語の一文字を大文字に変更し、あとは小文字にするには、作成したDataFrameの列を指定し、str.capitalize()と記述することで、変更できます。
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