Pythonでsetdefault()関数を使用し指定されたキーを持つ要素の値を取得する

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Pythonでsetdefault()関数を使用し指定されたキーを持つ要素の値を取得してみます。

setdefault()関数は、辞書を作成し、作成された辞書内のキーを持つ要素の値を返します。

なお、この関数を使用する前に、辞書に含まれる要素は”キー”と”値”の組み合わせ(ペア)になっていることを理解しておく必要があります。

もしも、キーが存在しない場合は、指定された値のキーを挿入します。

■基本的な構文

dictionary.setdefault(keyname, value)

keynameは、取得したい値の要素のキーの名前を指定します。

valueは、キーが存在する場合、この引数,パラメータは影響しないが、キーが存在しない場合は、この値がキーの値となります。デフォルト値は、”None”です。この引数,パラメータはオプションとなります。

■Python

Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10

■setdefault()関数を使用し指定されたキーを持つ要素の値を取得する

では、setdefault()関数を使用し指定されたキーを持つ要素の値を取得してみます。

■コード

user = {
    "名前":"田中丸丸",
    "メールアドレス":"tanaka_marumaru@email.com"
}

print(user.setdefault("名前","不明"))
print(user.setdefault("出身","大阪"))
print(user)

指定されたキーを持つ要素の値を取得するために、今回は波括弧 {} を使用し、userという辞書(dict)を作成します。辞書内にはキーと値をペアを格納します。

格納後、userという辞書に対して、setdefault()関数を使用します。setdefault()関数の括弧内には、第1の引数,パラメータとして、取得したい値の要素のキーの名前を渡します。第2の引数,パラメータには、取得したい値を渡します。これで、指定されたキーを持つ要素の値を取得することができます。

最後は、取得した値をprint()関数を使って出力します。

なお、今回はuserという辞書内に存在しない要素(キーと値のペア)を、setdefault()関数を使用し、挿入してみます。

■実行・検証

このスクリプトを実行してみます。

実行してみると、setdefault()関数を使用したことで、指定されたキーを持つ要素の値を取得し、出力させることができました。なお、今回setdefault()関数を使用した時に、第2の引数,パラメータを「不明」としていましたが、第1の引数,パラメータで存在するキーを渡していたので、辞書内でキーとペアの値を取得することができました。値が分からなくても、キーが存在していれば、値を取得することができる。

また、setdefault()関数を使用し、userという辞書内に存在しない要素(キーと値のペア)を挿入してみましたが、挿入後の辞書を確認すると、辞書内に要素(キーと値のペア)が挿入されていることが確認できました。

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