PythonでTinyDBを使用し作成したデータベースからデータを取得してみます。
今回はTinyDBを使用します。このライブラリ,モジュールは、Pythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■TinyDBを使用しデータベースからデータを取得する
では、早速TinyDBを使用しデータベースを作成し、作成したデータベースからデータを取得するスクリプトを書いていきます。
■コード
from tinydb import TinyDB from tinydb import Query db = TinyDB("testdb.json") data_s = Query() new_item = {"name":"test","date":"2022-01-01"} db.insert(new_item) print(db.search(data_s.name=="test"))
「from import」でTinyDBモジュールを呼び出します。また、今回はデータの取得も行いますのでQueryも呼び出します。
その後、データベースの設定を行いますので、dbという変数を定義し、その中でTinyDB()を用いて、括弧内に引数,パラメータとしてデータを格納するデータベースを渡します。今回はtestdb.jsonというjson形式のデータベースを作り、渡しています。
データベースの設定を行った後に、data_sという変数を定義し、Query()を格納します。これで作成したデータベースのデータを照会できるようにします。
データを照会できるようにした後に、new_itemという変数を定義し、その中で、波括弧”{ }”を用いて、辞書を定義します。定義した辞書内にコロン”: ”を用いて要素(キーと値)を格納します。これでデータベースに挿入するデータの用意は完了となります。
挿入するデータを用意した後は、insert()を用いて、データを挿入しますので、括弧内に引数,パラメータとして、new_itemを渡します。これでデータベースへのデータの挿入は完了です。
データを挿入後、db変数に対してsearch()を用います。括弧内には、Query()を格納したdata_s変数に対して、データベースに格納した名前(name)を照会する形にします。なお、今回格納したデータのnameが「test」なので、testを指定しサーチします。サーチ結果をprint()関数で出力してみます。
■実行・検証
このスクリプトを「db_test02.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、testdb.jsonというjson形式のデータベースに指定したデータが挿入され、挿入されたデータを照会し、出力させることができました。
コメント