PythonでUUIDを使用しランダムな一意の識別子を生成する

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PythonでUUIDを使用しランダムな一意の識別子を生成してみます。

今回はuuidを用います。このライブラリ・モジュールはPythonの標準ライブラリですので、事前にインストールする必要はありません。

■Python

今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows11)

■UUIDを使用しランダムな一意の識別子を生成する

では、早速UUIDを使用しランダムな一意の識別子を生成するスクリプトを書いていきます。

■コード

import uuid

def generate_uuids(n):
    uuids = []
    for _ in range(n):
        uuids.append(uuid.uuid4())
    return uuids

def main():
    num_uuids = 10
    uuids = generate_uuids(num_uuids)
    for uuid in uuids:
        print(uuid)

if __name__ == "__main__":
    main()

まずuuidモジュールをインポートします。その後、generate_uuidsという関数を定義します。この関数は、指定された数のUUIDを生成するためのものです。`n`は生成するUUIDの数となります。

次に「uuids = []」と記述し、空のリストであるuuidsを作成します。このリストに生成されたUUIDを追加していきます。その後、「for _ in range(n):」と記述し、`n`回ループを実行します。`_`は、ループ変数の名前ですが、この場合は使用しないので無視します。そして、uuids.append(uuid.uuid4())」と記述し、uuid.uuid4()を呼び出してランダムなUUIDを生成し、uuidsリストに追加します。なお、uuid.uuid4()は、バージョン4のUUIDを生成するための関数です。

その後、「return uuids」と記述し、生成されたUUIDが格納されたリスト`uuids`を返します。

次にdef文を用いてmainという関数を定義します。この関数は、実際にUUIDを生成して表示するためのものです。num_uuidsという変数を定義し、生成するUUIDの数を10とし、変数内に格納します。

格納後、uuidsを定義します。その中で`generate_uuids`関数を呼び出し、`num_uuids`の数だけUUIDを生成します。生成されたUUIDは`uuids`に格納されます。格納後、「for uuid in uuids: print(uuid)」と記述し、`uuids`リスト内の各UUIDを取り出し、1つずつ表示します。

最後に「if __name__ == “__main__”: main()」と記述し、スクリプトが直接実行された場合にのみ`main`関数を呼び出します。これにより、モジュールが他のスクリプトからインポートされた場合には`main`関数が実行されません。

■検証・実行

今回書いたスクリプトを「r_id_test.py」という名前でPythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。

実行してみると、指定した数のランダムなUUIDが生成され、生成されたUUIDが表示されることを確認できました。

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