PythonのsimpleJDBを用いて作成したデータベースオブジェクトにキーを追加してみます。
なお、この記事は「PythonのsimpleJDBを用いてデータベースの初期化とデータベースオブジェクトの作成」という記事の続きになります。
今回もsimpleJDBを用います。このライブラリ・モジュールはPythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。（Windows10）（pythonランチャーでの確認）
■simpleJDBを用いて作成したデータベースオブジェクトにキーを追加する
では、早速simpleJDBを用いて作成したデータベースオブジェクトにキーを追加するスクリプトを書いていきます。
■コード
import simpleJDB
db = simpleJDB.database("test_database")
db.setkey("name","tanaka")
db.commit()
まずimportでsimpleJDBモジュールを呼び出します。その後、dbという変数を定義し、その中でsimpleJDB.databse()を用います。括弧内には引数,パラメータとして、前回作成したデータベースオブジェクトであるtest_databaseを渡します。
次にデータベースオブジェクトに対してキーを追加しますのでdb変数に対してsetkey()を用います。括弧内には第1の引数,パラメータとしてキー（Key）を渡します。その次に第2の引数,パラメータとして値（Value）を渡します。今回はキー（Key）が「name」で、値（Value）が「tanaka」となります。これでtest_databaseというデータベースオブジェクトにキーが追加されますが、このままだと変更が確定しておらず、test_databaseというデータベースに保存されません。
そのため、db変数に対してcommit()を用います。これでコミット（変更を確定）します。
■実行・検証
このスクリプトを「database_key_add.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ（カレントディレクトリ）に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、何も出力されません。
何も出力されませんが、Pythonが実行されている作業ディレクトリ（カレントディレクトリ）内を確認すると、「test_database.json」というjsonファイルが生成され、このファイルをテキストエディタで開いてみます。開いてみるとキー（Key）と値（Value）が追加されていることが確認できました。
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