Pythonでpysondbを用いてデータベース(JSONファイル)に挿入したデータを削除してみます。
前回、Pythonでpysondbを用いてデータベース(JSONファイル)にデータを挿入するという記事を公開しましたが、今回はその続きとなります。
今回はpysondbを用います。このライブラリ・モジュールは、Pythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。
■Python
今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認)
■データベース(JSONファイル)に挿入したデータを削除する
では、早速pysondbを用いてデータベース(JSONファイル)に挿入したデータを削除するスクリプトを書いていきます。
■コード
from pysondb import getDb test_db = getDb('test_db.json') item_delete = test_db.deleteById(pk=330181789321679101) print(item_delete)
「from import」でpysondbモジュールのgetDbを呼び出します。前回、test_dbという変数を定義し、getDb()を用いて、新しいデータベースを作成し、データベースの中にデータを挿入しましたので、その後にitem_deleteという変数を定義し、その中でtest_dbに対してdeleteById()を用います。括弧内には引数,パラメータ(pk=)として挿入したデータのidを渡します。これは、データベースにデータを挿入すると自動的にidが付けられます。今回削除するデータのidが「330181789321679101」になります。これで挿入したデータを削除することができます。
最後にitem_delete変数内の情報をprint()を用いて出力します。
■実行・検証
このスクリプトを「d_delete.py」という名前で、Pythonが実行されている作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)に保存し、コマンドプロンプトから実行してみます。
実行してみると、「True(真)」と出力されました。これで作成したデータベースの中から挿入したデータが削除されました。
出力後、test_db.jsonをコードエディタで開いてみます。開くと前回データベース内に挿入したデータが削除され、データベースが空の状態であることが確認できました。
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