Pythonで作成したDeque(両端キュー)を左右にローテーションしてみます。
Deque (両端キュー)を作成する場合は、「PythonでDeque (両端キュー)を作成し作成したDequeを出力する」という記事が参考になります。
なお、Deque (両端キュー)の作成のために、collectionsモジュールを用いますが、これはPythonの標準ライブラリとなっていますので、事前にインストールする必要はありません。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),2022年11月25日現在、Python 3.7.15を使用している。
■Deque (両端キュー)を作成し要素を右にローテーションする
では、Deque (両端キュー)を作成し要素を右にローテーションするスクリプトを書いていきます。
■コード
import collections test = collections.deque([1, 2, 3],maxlen=3) test.rotate(1) print(test)
作成する場合は、「import」を用いてcollectionsモジュールで使用できるDequeを呼び出します。呼び出した後に、testという変数を定義し、その中でdeque()を用います。括弧内には第1の引数,パラメータとして、3つの数値(要素)が格納されたリスト(イテラブル(Iterable))を渡し、第2の引数,パラメータとして、リストに格納するオブジェクトの最大数を設定するために、括弧内に「maxlen」引数,パラメータを渡します。今回は「3」とします。
その後、test変数に対して、rotate()を用います。括弧内には、引数,パラメータとして「1」を渡します。これで、作成したDeque (両端キュー)内の数値(要素)を右に「1」ステップ回転(シフト)させてローテーションが行われます。
ローテーション後、test変数内の情報をprint()で出力します。
■実行・検証
では、セルを保存し、実行してみます。
実行してみると、rotate()を用いて作成したDeque (両端キュー)内の数値(要素)を右に回転(シフト)させてローテーションを行い、ローテンション後のDequeをprint()で出力させることができました。
■Deque (両端キュー)を作成し要素を左にローテーションする
では、Deque (両端キュー)を作成し要素を左にローテーションするスクリプトを書いていきます。
■コード
import collections test = collections.deque([1, 2, 3],maxlen=3) test.rotate(-1) print(test)
作成する場合は、「import」を用いてcollectionsモジュールで使用できるDequeを呼び出します。呼び出した後に、testという変数を定義し、その中でdeque()を用います。括弧内には第1の引数,パラメータとして、3つの数値(要素)が格納されたリスト(イテラブル(Iterable))を渡し、第2の引数,パラメータとして、リストに格納するオブジェクトの最大数を設定するために、括弧内に「maxlen」引数,パラメータを渡します。今回は「3」とします。
その後、test変数に対して、rotate()を用います。括弧内には、引数,パラメータとして「-1」(−(マイナス)をつけた数値)を渡します。これで、作成したDeque (両端キュー)内の数値(要素)を左に「-1」ステップ回転(シフト)させてローテーションが行われます。
ローテーション後、test変数内の情報をprint()で出力します。
■実行・検証
では、セルを保存し、実行してみます。
実行してみると、rotate()を用いて作成したDeque (両端キュー)内の数値(要素)を左に回転(シフト)させてローテーションを行い、ローテンション後のDequeをprint()で出力させることができました。
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