今回は、PHPで小数値を切り上げ、または切り下げるということをやってみます。
小数値を切り上げる場合は、ceil()関数を使用して小数値を次に大きい整数値に切り上げることができます。
一方、切り下げる場合は、floor()関数を使用して小数値を次に小さい整数値に切り下げることができます。
■環境
・Windows10
・WampServer Version 3.2.3 64bit
・PHP Version 7.3.21
■ceil()関数を使用し小数値を切り上げる
まずは、ceil()関数を使用し小数値を切り上げてみます。
■コード
<?php
echo ceil(2.2)."<br>";
echo ceil(5.99)."<br>";
echo ceil(-5.29)."<br>";
?>
ceil()関数を使用し、括弧内に小数値を記述します。これで小数値を切り上げることができます。
今回は、echo文により、ceil()関数を使用し小数値を切り上げたものを出力してみます。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、括弧内に小数値が切り上げされて出力されました。
■floor()関数を使用し小数値を切り下げる
まずは、floor()関数を使用し小数値を切り下げてみます。
■コード
<?php
echo floor(2.2)."<br>";
echo floor(5.99)."<br>";
echo floor(-5.29)."<br>";
?>
先ほど同じように、floor()関数を使用し、括弧内に小数値を記述します。今回は、ceil()関数を使用した時に出力される数値と比較し、どのような変化をするのか確認するため、括弧内の小数値は同じにしてあります。
記述後、echo文により出力を行います。
■実行
では、このスクリプトを「hello.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行させてみると、数値が出力されましたが、ceil()関数を使用した時と比較してみると、小数値が切り下がっていることが確認できました。
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