PHPのarray_intersect()関数を使用し2つ以上の配列の値を比較し一致を取得してみます。
array_intersect()関数は、2つ、もしくは2つ以上の配列の値を比較し、一致したものを取得することができます。
2つ以上の配列の値を比較する場合は、例えばaという配列の値を比較し、bとcなどの配列内にも共通して存在する値を返します。
■基本的な構文
array_intersect(array1, array2, array3,...)
array1は、 比較対象となる配列を指定します。
array2,array3,…は、比較するための配列を指定します。
■環境
・Windows10
・XAMPP 8.0.6
・PHP Version 8.0.6
■array_intersect()関数を使用し2つ以上の配列の値を比較し一致を取得
では、PHPのarray_intersect()関数を使用し2つ以上の配列の値を比較し一致を取得するスクリプトを書いていきます。
■コード
<html lang="ja">
<head>
<title>array_intersect()関数を使用し2つ以上の配列の値を比較し一致を取得</title>
</head>
<body>
<?php
$a = array("a"=>"apple","b"=>"banana","c"=>"lemon","d"=>"strawberry");
$b = array("x"=>"apple","y"=>"banana","z"=>"lemon");
$result = array_intersect($a,$b);
print_r($result);
?>
</body>
</html>今回はaという変数を定義し、その中でarray()関数を使用し、キーと値のペアを格納します。これで配列が作成されます。
次に、bという変数を定義し、同じように、その中でarray()関数を使用し、キーと値のペアを格納し、配列を作成します。
作成後、resultという変数を定義し、その中でarray_intersect()関数を使用します。array_intersect()関数の括弧内には、第1の引数,パラメーターとして、比較対象となるa変数を渡します。第2の引数,パラメーターとして、比較するためのb変数を渡します。渡された情報を元に、配列の値を比較し一致するものが返されます。
返されたものをprint_r()関数で出力します。
■実行
では、このスクリプトを「compare_two_array_val_match.php」という名前で保存し、実行させてみます。
実行してみると、array_intersect()関数を使用したことで、比較対象となるa変数内の配列と、比較するためのb変数内の配列で、共通して存在する値がチェックされ、a変数内でこの共通する値が返されました。返されたものは値だけではなく、値とペアのキーもセットで出力される。
■日本語の場合
出力後、2つ以上の配列のキーと値が日本語の場合はどうなるのでしょうか。やってみます。
■コード（compare_two_array_val_match_2.php）
<html lang="ja">
<head>
<title>array_intersect()関数を使用し2つ以上の配列の値を比較し一致を取得</title>
</head>
<body>
<?php
$a = array("あ"=>"秋田","い"=>"井上","う"=>"宇都宮","え"=>"江原");
$b = array("秋"=>"秋田","井"=>"井上","宇"=>"宇都宮");
$result = array_intersect($a,$b);
print_r($result);
?>
</body>
</html>■実行
このスクリプトを「compare_two_array_val_match_2.php」という名前で保存し実行してみると、日本語であっても、array_intersect()関数を使用したことで、比較対象となるa変数内の配列と、比較するためのb変数内の配列で、共通して存在する値がチェックされ、a変数内でこの共通する値が返されました。
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