mathモジュールのceil()関数は、必要に応じて数値を最も近い整数に切り上げる(小数点以下を切り上げる)ことができますので、やってみます。
ceil()関数の戻り値は、切り上げられた数値を表す値を返します。Python 3+では、int型。Python 2.xではfloat型。
なお、mathモジュールは、Pythonの標準ライブラリですので、事前にインストールする必要はありません。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),Python3.7.10
■ceil()関数を用いて必要に応じて数値を最も近い整数に切り上げる
では、早速ceil()関数を用いて、必要に応じて数値を最も近い整数に切り上げてみます。
■コード
import math y_1 = 14.3 y_2 = -27.4 print(math.ceil(y_1)) print(math.ceil(y_2))
今回は、y_1とy_2という2つの変数を定義し、その中に数値をそれぞれ格納します。
格納後、ceil()関数を使用します。ceil()関数の括弧内には、引数,パラメータとして、数値を格納した変数を渡します。渡された情報を元に、最も近い整数に切り上げられ、結果が返されます。
返された結果をprint()関数で出力します。
■実行
このスクリプトを実行してみます。
実行してみると、y_1とy_1の変数に格納した数値が、ceil()関数を使用したことで、最も近い整数に切り上げる(小数点以下を切り上げる)ことができ、整数をprint()関数で出力することができました。
コメント