Pythonで辞書オブジェクト(dict)のget()を使用し2つの辞書から共通キーを取得してみます。
なお、辞書オブジェクト(dict)のget()は、指定されたキーを持つアイテムの値を返します。
■Python
Google Colaboratory(Google Colab),2022年11月25日現在、Python 3.7.15を使用している。
■辞書オブジェクト(dict)のget()を使用し2つの辞書から共通キーを取得する
では、早速辞書オブジェクト(dict)のget()を使用し2つの辞書から共通キーを取得するスクリプトを書いていきます。
■コード
a = {"a": 1, "b": 2, "c": 5, "d": 6}
b = {"c": 5, "d": 6, "e": 10, "f": 11}
for key in a:
name = b.get(key, None)
if name:
print(key, end= " ")まず、今回はaという変数を定義し、その中で波括弧”{ }”を用いて辞書を定義します。辞書内にはキー（Key）と値（Value）のペアを格納します。格納後、同じようにして今度はbという変数を定義します。こちらも、変数内に波括弧”{ }”を用いて辞書を定義します。辞書内にはキーと値のペアを格納しますが、今回はaという辞書内と共通するキー（Key）を格納します。これで2つの辞書が用意できました。
次にfor文を用いてa変数内のキーを順番に取り出し、keyというループ変数に格納します。その後、nameという変数を定義し、b変数に対して”.”（ドット）を用いてget()を使用します。括弧内には第1の引数,パラメータとしてkey変数を渡します。第2の引数,パラメータとして「None（何も存在しない状態）」を渡します。これで、b変数内に対して、指定したkey変数内のキーを持つ値が返され、そうでない場合は「None」が返され、name変数に格納されます。
そしてif文を用いて、name変数内の値が、真（true）であるか偽（false）であるかを評価し、その上でprint()でkey変数の情報を出力します。これで2つの辞書から共通キーが出力されます。
■実行・検証
このセルを保存し、Google Colaboratory上で、セルを実行してみます。
実行してみると、辞書オブジェクト(dict)のget()を使用し2つの辞書から共通キーを取得し、それを出力させることができました。
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