Pythonで数列の中で指定された値が何回現れるかを調べるアルゴリズムを実装

Pythonで数列の中で指定された値が何回現れるかを調べるアルゴリズムを実装してみます。

■今回の環境（Python）

Google Colaboratory(Google Colab),記事作成時点ではPython 3.9.16が用いられる。

■与えられた数列の中で指定された値が何回現れるかを調べるアルゴリズムの実装

では、早速与えられた数列の中で指定された値が何回現れるかを調べるアルゴリズムを実装するコードを書いていきます。

■コード

def count_occurrences(lst, target):
    count = 0
    for val in lst:
        if val == target:
            count += 1
    return count

numbers = [1, 2, 3, 4, 2, 5, 2]
target_number = 2

count = count_occurrences(numbers, target_number)    
print(f"指定した数値である{target_number}は、数列内で{count}回、出現します")

def文を用いてcount_occurrences()というメソッドを定義します。括弧内には、第1の引数,パラメータとしてlstを設定します。第2の引数,パラメータとしてtargetを設定します。このメソッドが呼び出された時の処理として、totalという変数を定義し、その中に「0」を格納し、初期化します。これで出現する回数を保持する変数を初期化し、出現する回数を数えることができます。その後、for文を用いてlstで受け取ったリスト内の要素を順番にval変数に格納していきます。この時にif文と比較演算子”==”を用いてval変数がtarget変数と等しい条件を設定し、True（真）の場合に代入演算子”+=”を用いてcount変数に数値である「1」を足し合わせ、結果をcount変数に格納。格納後、returnとしてcount変数を返すという処理になります。

メソッドを定義後、numbersというリストを角括弧”[ ]”を用いて定義しその中に要素（数値）を格納します。格納後、target_numberという変数を定義し、その中に出現の数をカウントする値を格納します。次にcountという変数を定義し、その中でcount_occurrences()というメソッドを呼び出します。この際に括弧内に第1の引数,パラメータとしてnumbersを渡します。第2の引数,パラメータとしてtarget_numberを渡します。これでメソッドの処理が実行されて結果が返されます。

最後にprint()を用いてcount変数内の情報を出力します。

■実行・検証

このコード（セル）を保存し、Google Colaboratory上で、セルを実行してみます。

実行してみると、数列の中で指定された値が何回現れるかを調べるアルゴリズムを作成し、アルゴリズムを用いて数列の中で指定された値が何回現れるかを出力させることができました。